こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、SBIアセットマネジメントが運用する「(ラップ専用)SBI・米国債券」について解説します。
今回は米国債券のファンドですか。「ラップ専用」とありますが、詳しく教えてください。
今回は米国債券に投資するファンドのご紹介です。「ラップ専用」とはどういうことなのか、疑問に思いますよね。どのような仕組みなのか、運用方針や主な投資先などとあわせて解説していきますので、一緒に勉強していきましょう。
- (ラップ専用)SBI・米国債券について
- (ラップ専用)SBI・米国債券の組入銘柄
- (ラップ専用)SBI・米国債券の運用パフォーマンスと管理費用
- (ラップ専用)SBI・米国債券の他のファンドとの比較
動画解説
(ラップ専用)SBI・米国債券について



「(ラップ専用)SBI・米国債券」は、米国の広範な債券市場への投資を通じて、中長期的な信託財産の成長を目指すファンドです。
投資対象には、時価総額加重平均型の指数に連動する世界最大級の債券ETFを採用しており、米国の政府系債券や格付けの高い社債など、信頼性の高い資産に投資を行います。
運用プロセスでは、効率的な運用を実現するために「ファミリーファンド方式」を採用しています。
ベビーファンドがマザーファンドへ投資し、そこから米国の代表的なETFへ投資を行うことで、コストを抑えつつ精緻(せいち)な指数連動を図る仕組みとなっています。
資産形成において、株式のリスクを抑えつつ安定したリターンを積み上げる「守りの要」として期待される存在です。
ファンド名に「ラップ専用」とありますが、私たちが普段買える一般的な投資信託とは違うのでしょうか?
「SBIラップ・シリーズ」は、投資対象の異なる複数ファンドで構成されたSBIラップ専用ファンドです。投資家自身がこの銘柄だけを個別に指定して購入するのではなく、お任せ運用のサービス内で自動的に組み入れられる仕組みですね。
なるほど。実際の運用において、資金はどのような割合で投資に回されるのでしょうか?
マザーファンド受益証券への投資割合は、原則として高位を維持して運用されます。このマザーファンドを通じて主としてETFへ投資することにより、米国債券市場の値動きと同等の投資成果をめざす仕組みとなっています。
(ラップ専用)SBI・米国債券の組入銘柄

投資対象ファンドの名称である「バンガード・トータル・ボンド・マーケットETF」が比率の98.2%を占めています。
これは米国債を中心に、格付けの高い信頼できる債券で構成された世界最大級のETFです。
私たちの投資資金は、マザーファンドを通じてこの巨大なETFへと繋がり、米国の経済基盤を支える債券市場全体へ実質的に投資されます。
SBIラップ専用として、株式市場の変動に備えるための「資産のバランサー」として、非常に堅実で頼もしいパートナーといっても過言ではありません。
個別で債券を一つずつ選んで買うよりも、この投資信託を通じてETFに投資する方が、手間がかからなくて初心者には向いているかもしれませんね。
そうですね。個別の米国債や社債を自分で組み合わせてポートフォリオを作るのは非常に手間がかかります。
このファンドであれば、マザーファンドを通じて「バンガード・トータル・ボンド・マーケットETF」に実質98.2%投資するため、これ一本で米国の債券市場全体に幅広く分散投資できるという意味で非常に効率的だと言えます。
(ラップ専用)SBI・米国債券の運用パフォーマンスと管理費用

基準日2025年9月30日時点のデータになります。
基準価額(1万口当たり)は12,564円となっており、純資産総額は132.96億円まで拡大しています。
設定来の騰落率を見ると、一時的な調整局面はありつつも、米国債券市場の利回り獲得と為替効果により、着実なリターンを積み上げていることが確認できます。

毎年の運用管理費用(信託報酬)は年0.1606%(税抜:年0.146%)に設定されており、投資対象とするETFの報酬を含めた実質的な負担は年0.1906%(税込)程度となります。
設定から約3年半で基準価額が12,564円まで上がっていて、チャートも非常に堅調ですね。 ただ、これだけ実績が出ているのに分配金が一度も支払われていないのが少し気になります。
資産形成の効率を最優先するなら、分配金を出さない今の形は非常に理にかなっています。 分配金を支払わずにファンド内で再投資することで、本来引かれるはずの税金を抑え、利益をそのまま全額運用に回せるメリットがあるんです。
実際にチャートが12,000円を超えて着実に伸びているのは、米国債券の利回りが効率よく積み上がっている証拠ですよ。
(ラップ専用)SBI・米国債券の他のファンドとの比較

長期投資において「コストの低さ」はリターンを底上げする強力な武器ですが、本ファンドはその点において極めて優秀です。
比較表を確認すると、購入時手数料は0.0%で、運用管理費用(信託報酬)も年0.1606%(税抜:年0.146%)という業界トップクラスの低水準に抑えられています。
他社のアクティブ運用型(3.3%の手数料、1.188%の信託報酬)と比較すると、圧倒的なコストパフォーマンスの良さが際立ちますね。
また、iシェアーズのインデックスファンド(0.0638%の信託報酬)に比べると一見高く見えますが、本ファンドは100億円を超える十分な純資産規模を誇り、安定した運用が期待できます。
「安定重視型」のポートフォリオを支える頼もしいパートナーといっても過言ではありません。
信託報酬を比較すると、本ファンドは「iシェアーズ」等の最安値圏(0.0638%)に比べるとわずかに高いようですが、運用への影響はどう考えれば良いでしょうか?
コンマ数桁の差はありますが、本ファンドの年0.1606%(税抜:年0.146%)という水準も、他社のアクティブ型(1.188%)等に比べれば圧倒的に低コストです。
実際に設定来、分配金を出さずに全て再投資へ回すことで基準価額は12,564円まで効率よく成長しており、100億円を超える純資産規模による運用の安定性も備えています。 コストのわずかな差以上に、この「増やす力」と複利効果の最大化こそが、長期投資の土台として非常に理にかなった選択と言えますね。
【まとめ】SBIラップの特性を理解して、最適な資産配分を目指そう
いかがでしたでしょうか。
今回は、米国債券市場全体に低コストで投資できる「(ラップ専用)SBI・米国債券」について、その仕組みから運用実績、他ファンドとの比較まで詳しく解説しました。
本ファンドは、実質的な負担を年0.1906%(税込)程度に抑えつつ、米国債券の利回りと為替効果を効率よく取り込める設計となっています。
投資に慣れてきたら、本ファンドのような外貨建て資産をポートフォリオに組み込み、世界規模での分散投資を検討していきましょう。
米国債券の魅力や、ラップ口座の仕組みはよくわかりました!ただ、実際に自分の資産の何割をこれに回せばいいのか、自分一人で決めるのは少しハードルが高いですね。
そこが一番悩ましいところですよね。どんなに優れたファンドでも、ご自身の年齢や目標額によって最適な資産配分は異なります。迷ったときは、一人で抱え込まずに我々のようなIFAにご相談ください。客観的な視点から、ライフプランにぴったり合った無駄のないポートフォリオをご提案しますよ。
まとめ
- マザーファンドを通じて米国債や優良社債へ効率よく分散投資し、米国経済の基盤をダイレクトに捉える「資産のバランサー」
- 基準価額12,564円(2025年9月末)と堅調な実績に対し、信託報酬は年0.1606%(税抜0.146%)と業界トップクラスの低水準
- 「無分配」による徹底した再投資と複利効果を最大限に活かし、SBIラップ運用における将来への揺るぎない土台を築きましょう
「(ラップ専用)SBI・米国債券」が示す通り、低コストで米国債券の利回りを着実に享受できる優秀なファンドが存在します。誰もが選ぶ偏差値50のインデックス投資で満足することなく、為替メリットや複利効果を最大化する戦略を組み合わせ、次のステップである偏差値60の投資を目指していきましょう。
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著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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