こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS 日経半導体株インデックス」について解説します。
今回は日本の半導体株に投資するインデックスファンドですね。詳しく教えてください。
日本の株式市場を牽引する半導体関連企業に、これ1本でまとめて投資できる商品です。運用方針や具体的な組入銘柄など解説していきますので、一緒に勉強しましょう。
- eMAXIS 日経半導体株インデックスとは
- eMAXIS 日経半導体株インデックスの組入銘柄
- eMAXIS 日経半導体株インデックスの運用パフォーマンスと管理費用
- eMAXIS 日経半導体株インデックスと他のファンドとの比較
動画解説
eMAXIS 日経半導体株インデックスとは


「日経半導体株指数(トータルリターン)」への連動を目指し、国内の半導体関連銘柄に投資を行うファンドです。
東証上場の半導体関連銘柄から、時価総額の大きい主要30銘柄を時価総額ウエート方式で構成した指数の動きを捉えます。
対象銘柄は、日経NEEDSの業種分類に基づき、主力事業が半導体関連である銘柄やシェアが高いものが厳選されています。
運用プロセスは、投資対象の選定からポートフォリオ構築、売買執行、モニタリングという4ステップで精緻な連動を目指します。
「ファミリーファンド方式」の採用により、マザーファンドを通じて効率的な運用を行います。
需要が拡大する日本の半導体産業の成長を捉える、攻めの資産形成において重要な選択肢の一つといえるでしょう。
日経平均株価と、この「日経半導体株指数」の違いは何でしょうか?
日経平均は東証の代表的な225銘柄で構成されます。対して「日経半導体株指数」は、東証上場の半導体関連の中から、時価総額の大きい30銘柄に厳選して算出されています。
eMAXIS 日経半導体株インデックスの組入銘柄

首位のキオクシアホールディングスを筆頭に、東京エレクトロンやアドバンテストといった日本の技術力を象徴する企業が並んでいるのがわかりますね。
半導体製造装置やメモリなど、デジタル社会の進展に欠かせないインフラを支える「要」の企業ばかりです。
運用では、日経NEEDSの業種分類に基づき厳選された30銘柄を、時価構成比で組み入れる手法を採用しています。
この「ファミリーファンド方式」という効率的な仕組みが、日本の成長産業である半導体セクターの勢いをダイレクトに捉える力強いエンジンとなっています。
新NISAでも活用しやすく、資産形成のアクセントとして、長く付き合っていける頼もしいパートナーといっても過言ではありません。
東京エレクトロンのように、1株の値段が高くて個人では手が出しにくい銘柄を自分で揃えるのは大変ですよね。でも、このファンドならそうした銘柄へまとめて投資できるので、手間がなくていいですね。
そうですね。半導体関連の有力銘柄は、最低限の100株を買うだけでも数百万円の資金が必要なものが多いですから。
少額から日本の半導体エリート30社にパッケージで投資できるという意味では、非常に効率が良いと思います。
eMAXIS 日経半導体株インデックスの運用パフォーマンスと管理費用


基準日2026年4月3日時点のデータです。
騰落率は、直近1年で+127.79%、設定来では+48.22%と、日本の半導体セクターの爆発的な成長をダイレクトに反映した驚異的なパフォーマンスを見せています。
チャートを見ると、2025年4月頃に一時的な底打ちが見られるものの、そこからは非常に力強い右肩上がりのトレンドを形成しているのがわかりますね。
また、運用開始以来一度も分配金を支払わずに効率的な再投資を継続しており、長期で資産を大きく育てたい投資家にとって非常に心強い実績といえるでしょう。

長期投資において最大の敵となるのが「コスト」ですが、このファンドはその点でも非常に優秀です。
購入時手数料や信託財産留保額は一切かかりません。
注目の運用管理費用(信託報酬)は、純資産500億円未満の部分で年率0.297%(税込)と、特定の成長セクターを対象としたインデックスファンドとしては低水準に抑えられています。
また、このファンドは「持っている株を寝かせておかない」工夫も備えています。
効率的な運用のために保有株を一時的に貸し出し、品貸料を得ることで、さらなる収益の上乗せを狙う仕組みです。
この品貸料として得られる追加収益のうち、49.5%(税抜45.0%)は運用管理費用に追加されます。
さらに、純資産総額が積み上がるほど、1,000億円以上の部分では信託報酬が0.286%まで下がる「受益者還元型」の構造も魅力的です。
こうした低コストへの徹底したこだわりと、攻めの運用姿勢が組み合わさったこのファンドは、長期的な資産形成における力強い土台となってくれます。
直近1年で+127.79%という驚異的なリターンが出ている一方で、決算での分配金が2年連続で0円なのは、投資家として少し寂しい気もしますね。
その「寂しさ」こそが、将来の大きな資産を作る鍵になります。このファンドは信託財産の成長を優先し、原則として分配を抑制する方針をとっています。
分配金を出さないことで税金による目減りを防ぎ、利益をそのまま全額再投資に回せるため、複利の力を最大限に活かせるのが大きなメリットです。
なるほど。コスト面でも、購入時手数料がかからないのは嬉しいポイントですね。
はい。運用管理費用も年率0.297%(税込)と低水準に抑えられており、長期で保有し続ける際の負担が非常に軽くなっています。
「ファミリーファンド方式」でマザーファンドを通じて効率的に運用されているため、余計なコストを削りながら日本の半導体産業の成長を丸ごと享受できる、理想的な土台と言えますね。
eMAXIS 日経半導体株インデックスと他のファンドとの比較

この表は、日本の半導体セクターに投資する代表的なファンドを比較したものです。
長期運用でリターン以上に気にしたいのが「運用コスト」ですが、本ファンドはその点で極めて優秀です。
同じ「日経半導体株指数」を追いかける野村の「Funds-i」が実質信託報酬0.33%であるのに対し、本ファンドは0.297%と一段低く抑えられています。
さらに購入時手数料も0.0%と、初期費用の負担もありません。
アクティブ運用の「半導体ジャパン」などと比較すると、1.5%を超える高い信託報酬がリターンを削る要因になり得ます。
同じテーマを追いかける以上、まずは低コストなインデックスファンドを検討するのが、資産形成の王道といえるでしょう。
信託報酬を比較すると、本ファンドの0.297%は「Funds-i」の0.33%と比べてわずかに低いようですが、実際の運用への影響はどう考えれば良いでしょうか?
確かにコンマ数桁の差ではありますが、長期運用ではこの積み重ねが効いてきます。 ただ、より注目すべきは「運用効率」です。本ファンドは設定来、一度も分配金を出さずに利益をすべて再投資へ回し続けているため、驚異的な成長率を効率よく基準価額に反映できています。
なるほど。コストのわずかな差以上に、分配金を出さずに「増やす力」を最大化させている点が重要なんですね。
その通りです。税金がかからない新NISAの成長投資枠などを活用して、日本の半導体成長を丸ごと複利で取り込んでいくには非常に理にかなった設計と言えます。
業界最低水準の低コストを維持しつつ、2,037億円もの純資産を集めている安定感も、長期保有する上では大きな安心材料になりますね。
【まとめ】納得のいくファンド選びで確かな資産形成を
いかがでしたでしょうか。今回は、日本の半導体セクターの爆発的な成長をダイレクトに捉える「eMAXIS 日経半導体株インデックス」について多角的に解説しました。
本ファンドは、信託報酬が年率0.297%(税込)と低水準であり、直近1年の騰落率も+127.79%(2026年4月3日時点)と非常に力強い実績を残しています。
また、分配金は設定来一度も出さず、全額を効率的に再投資する点も特徴です。
これにより、新NISAでの長期運用において着実な資産成長を目指せる、まさに「攻めの資産形成」における頼もしい選択肢と言えます。
低コストで日本を代表する半導体企業に丸ごと投資でき、効率よく再投資される仕組みは非常に合理的ですね。ただ、これだけリターンが大きいと値動きも激しそうですが、初心者がこれ一本で運用しても大丈夫でしょうか?
おっしゃる通り、半導体セクターは成長性が高い反面、値動きも激しいため、他の指数と組み合わせるなどポートフォリオのバランスが重要になります。
我々のようなIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)にご相談いただければ、こうした成長テーマを活かしつつ、ライフプランに合わせた最適な資産配分をオーダーメイドで選定することが可能です。一度プロの視点からプランをチェックして、納得のいく投資戦略を立てていきましょう。
まとめ
- 日本の技術力を象徴する半導体エリート30社へ効率よく分散投資し、産業の成長をダイレクトに享受できるインデックスファンド
- 直近1年+127.79%、設定来+48.22%の驚異的な実績に対し、信託報酬は年率0.297%(税込)と業界最低水準
- 新NISAでの無分配・全額再投資による複利効果を最大限に活かし、攻めの資産形成において揺るぎない土台を築きましょう
「eMAXIS 日経半導体株インデックス」は、年率0.297%という低コストで、日本の半導体エリート30社へ効率的に投資できる一級品のインデックスファンドです。
直近1年で+127.79%という驚異的なリターンを記録していますが、特定の指数に連動する運用はあくまで「偏差値50」の投資といえます。
この強力なパフォーマンスだけで満足することなく、ライフプランに合わせた最適な資産配分や、さらなる成長を狙うアクティブな戦略を組み合わせることで、次のステップである「偏差値60」の資産運用を目指していきましょう。
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著者プロフィール

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