【JEPQ】毎月分配×11%高利回りで夢の副収入!必見インカム戦略

こんにちは。K2 College大崎です。

インフレや生活コストの上昇が続く中、資産運用において「安定したインカム」を求める声が高まっています。そうした中で注目を集めているのが、毎月分配型で11%超の分配利回りを誇るJEPQ(JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF)です。

今回は、JEPQの特徴や仕組み、魅力と注意点、そして一般投資家がどのように活用できるのかを解説します。

高インカム時代の資産戦略の一助として、ぜひ参考にしてください。

  • 動画解説
  • JEPQとは何か?その特徴と仕組み
  • JEPQの高配当の背景とリスク ~魅力と注意点~
  • 一般投資家がJEPQをどう活用するか?ポートフォリオの考え方

動画解説

JEPQとは何か?その特徴と仕組み

JEPQ(JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF)は、JPMorganが運用する高インカム型ETFで、ナスダック市場に上場する成長株に投資しながら、オプション取引(カバードコール戦略)を組み合わせることで高い分配金を投資家に提供する商品です。


2022年に設定された比較的新しいETFでありながら、現在、その分配利回りは11.57%となっており、他のETFと比べても高水準を誇っています。

JEPQが投資するのは、ナスダック100指数に含まれる主要なテクノロジーや消費関連の成長企業で、Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIAなど、今後の成長が期待される企業が中心に含まれています。

こうした成長株に投資しつつ、保有株式に対してコールオプションを売却し、そのプレミアムを収益として受け取る仕組みとなっており、株価の上昇余地の一部を手放す代わりに、安定したインカムを生み出しています。

JEPQは、成長株の持つ魅力と、高いインカム収入を同時に取り入れたい投資家にとって、選択肢のひとつとして注目されています。

特に、毎月の安定的な分配金を求める方や、株価の上下動に一喜一憂せずに収入を得たいと考える方に適したETFです。

JEPQはどんな投資家に向いていますか?

インカムとキャピタルの両方が欲しい欲張りな投資家向きですね。

JEPQの高配当の背景とリスク ~魅力と注意点~

JEPQの高い分配利回りは、保有する成長株の魅力だけでなく、カバードコール戦略によって得られるオプションプレミアムによって支えられています。

カバードコール戦略では、相場の値動きが大きいほど(ボラティリティが高いほど)、売却するオプションのプレミアムも高くなるため、インカムの水準を押し上げやすくなります。

特に、現在のように株式市場が不安定で上下動の大きい環境では、こうしたオプション収入が強みとなり、毎月の分配金の原資になります。この仕組みにより、JEPQは成長株投資の一方で、安定した高インカムを実現しています。

JEPQは毎月分配金を出しており、2025年6月は1株あたり$0.62でした。

もしJEPQを1,000株保有していたら、$620を分配金として受け取れています。

一方で、JEPQは「インカムを確保すること」を主目的としたETFであり、基準価額の大きな成長を狙う商品ではありません。株価の急上昇局面では、カバードコールによる上昇の取りこぼしが生じることがあり、基準価額の伸びは限定的になる傾向があります。

しかし、これはJEPQの設計として想定されたものであり、インカムを重視する投資家にとっては特に問題ではありません。重要なのは、基準価額が大きく下落しないよう管理され、安定した分配金を受け取ることが可能である点です。

JEPQは、高インカムを求める投資家にとって、日々の値動きよりも、インカム収入を得続けることを第一に考えた運用の選択肢といえるでしょう。

高インカムの背景は何ですか?

オプション収入が源泉です。

一般投資家がJEPQをどう活用するか?ポートフォリオの考え方

JEPQは、高インカムを目的とした資産運用を考える一般投資家にとって、有力な選択肢となり得ます。毎月の安定的な分配金は、老後資金の補填、生活費の一部、あるいは副収入的な役割として活用しやすい特徴があります。

特に、資産の値上がり益よりも安定的な収入を重視したい方には適しており、「値動きを抑えながらインカムを得る」という目的に合致するETFです。

JEPQは単独で資産運用のすべてを担う商品ではありませんが、他の資産と組み合わせることで、より堅実で分散の効いたポートフォリオを作ることができます。たとえば、JEPQのような高インカムETFを柱とし、配当成長株ETF(例:SCHD、VYM)を組み合わせて中長期的な成長を補う、さらに米国短期債ETFを加えてポートフォリオ全体の値動きを安定させる、といった方法が考えられます。

JEPQは、インカム重視の投資家にとって「毎月の収入源」を提供する役割を担い、長期的な資産形成の一助となります。自分の目的に合ったバランスを見極め、どの程度インカムを重視するのか、どの程度価格変動を許容するのかを考えた上で取り入れることが、賢い運用の第一歩といえるでしょう。

不労所得での生活に憧れています。JEPQに集中投資しても良いですか?

分散投資が基本です。

まとめ

  • 毎月高インカムを得たい人に最適
  • 基準価額は大きな成長を狙わない設計
  • 分散投資でリスクを抑えるのが重要

投資のご相談は、こちらからご連絡くださいませ。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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