次のビットコインの波に備える:歴史が示す“仕込みのタイミング”とは?

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は、ビットコインが下がりやすいとされる8月・9月の傾向や、半減期から上昇までのサイクル、そして毎回繰り返されてきた「ピークで買ってしまう心理」について整理してみました。

  • ビットコインは8月・9月に下がりやすい
  • 半減期から上昇まではおよそ500日、ピークは10月〜11月か
  • ピークで買ってしまう人の心理と、いま準備すべきこと

ビットコインは8月・9月に下がりやすい

ビットコインの過去のデータを振り返ると、特に8月と9月は価格が下がりやすい時期として知られています。過去10年の平均でも、この二ヶ月間はマイナスのリターンが続く傾向が顕著で、9月はとくに「魔の月」とも呼ばれるほど、リスク資産全般が弱含みになることが多いのです。

取引量も少なく、市場全体が静まり返るため、目立った材料がなくても価格が下押しされることがあります。

こうした時期は一見すると「何も起きていないように見える」ため、投資家の多くは動きを控えがちです。ですが、まさにこの静かな期間こそ、次の大きな上昇に備えてゆっくりと仕込みを進めるには絶好のチャンスと言えます。市場参加者が少ないために価格が落ち着き、慌てずにポジションを整える時間として活用できるのです。

過去のデータからも、この8月・9月に買い増した投資家が、10月以降の上昇相場でしっかりと利益を享受してきた例は少なくありません。つまり、「下がる時期は怖がらず、むしろ仕込み時」と捉えられるわけです。

秋が深まるころになると、徐々に市場の注目も戻り、10月にはビットコインが大きく動く年が多いことも、歴史的に証明されています。

ですから、8月・9月の静けさは決して悪いことではなく、次の上昇に向けて着実に準備するための時間。焦らず、確実に仕込むことで、後に訪れる大きな波に自然と乗りやすくなるでしょう。

下がりやすい時期に買って大丈夫なのでしょうか?

むしろ仕込みの好機といえます。

半減期から上昇まではおよそ500日、ピークは10月〜11月か

ビットコインには、4年に一度訪れる「半減期」という大きな節目があります。これはマイニング報酬が半分になる仕組みで、新しく市場に出回るビットコインの供給が抑えられるため、長期的な価格への影響が大きいとされています。

実際に、過去3回の半減期では、それぞれ367日、526日、548日後に価格のピークを迎えており、500日前後で相場が大きく動き出すという流れが繰り返されてきました。

今年2024年の半減期は4月20日にすでに通過しています。もし今回も過去と同じようなサイクルになるとすれば、10月から11月にかけて、再び注目されるような価格の動きが出てくる可能性があります。

もちろん、市場環境やマクロ要因によって状況は変わるものの、大きな流れとしては参考にしやすいパターンだと言えるでしょう。

今はまさに、「上昇前の静けさ」の中にいるとも言えます。

この500日という時間軸には、価格がなかなか上がらず退屈に感じる時期も含まれますが、過去を振り返れば、最も報われたのはその静かな時期を耐え、早めに仕込んでいた投資家たちでした。

価格が動き出してから参入するのも一つの方法ですが、よりリスクを抑えながら備えるなら、「今から少しずつ仕込んでおく」という戦略の方が現実的です。10月以降に向けた上昇局面の準備は、すでに静かに始まっていると見ることもできそうです。

今回も過去と同じように上がりますか?

それは分かりませんが、上昇は十分に期待できます。

ピークで買ってしまう人の心理と、いま準備すべきこと

これまでのビットコインの価格上昇局面では、いつも似たような場面が繰り返されてきました。

価格が大きく上がり、ニュースでも取り上げられるようになり、周囲の人たちも「そろそろ買おうかな」と言い出す頃、すでに相場は高値圏に差しかかっているという状況です。こうした“盛り上がり”の中で買い向かった多くの人が、結果的に高値掴みになってしまうというのは、これまでも何度も見られた光景です。

反対に、まだ注目されていない時期や退屈だと感じられる場面で、地道に準備を進めていた人たちが、その後の上昇を静かに受けとめる側にまわってきました。

価格が動かずニュースも少ない中で、焦らず自分のペースで積み上げていたことが、のちに大きな差を生む。それは過去のサイクルが何度も教えてくれていることです。

価格が落ち着いている今だからこそ、自分の投資スタンスや資金管理のあり方を見直すにはちょうどよい時期かもしれません。急いで結果を出そうとするのではなく、次の波を焦らず自然に受けとめるための準備をしておきましょう。

熱狂はいつかまた訪れます。

その時に慌てて飛び乗るのではなく、いまのうちに土台を整えておくことが、落ち着いた気持ちで相場と向き合うために必要なのではないでしょうか。

いつ買えばリスクを抑えられますか?

今は仕込みやすい局面です。

まとめ

  • 8月・9月は価格が下がりやすい時期
  • 半減期後は500日前後でピークに
  • 熱狂前の仕込みが差を生む

ビットコインへの投資を検討されている方は、こちらからお問合せください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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