こんにちは。K2 Collegeの半野です。
今回も珍しいファンドを紹介します。世界各国の学生寮に投資している英国学生寮ファンドです。もともと機関投資家(プロ投資家)向けのファンドでしたが、現在では条件付きながら、一般投資家でも投資できるファンドになっています。学生寮ファンドとは、資金を投資家から集め、その資金を使って学生寮を作りその賃料収入を投資家に分配するというものです。日本にもREIT(不動産投信)がありますので、イメージはしやすいのではと思います。
REITではないんですね?学生寮を投資の中心にしているんですか。
日本にはないファンドですね。学生寮に投資し、そこから収益を目指すファンドです。
- ファンドの概要:英国を中心とした世界各国の学生寮に投資
- 運用成績:年平均6%以上のリターン
- 必要資金:直接投資は不可。オフショア資産管理口座からの投資が可能
動画解説
ファンドの概要:英国を中心とした世界各国の学生寮に投資
もともとこのファンドは、ロンドンを中心とした英国の学生寮への投資から開始しています。現在ではアメリカなど他国の学生寮への投資を拡大しているファンドです(日本では大妻女子大学へ投資)。ファンドの収益は学生から支払われる安定した収益から成り立っています。「なぜ学生寮?」と疑問も出てくるでしょう。いくつか理由があります。
1)学生というのは短期間(4年間)なので、その間は高い家賃を払っても利便性、勉学に集中できる環境、セキュリティ(安全性)を求める。
2)家賃を払うのは良い大学へ通わせられる裕福な親。
3)国際化により、先進国の主要都市ではインターナショナルな生徒が集まる(地理も治安もわからないので、一番確実なところに住まわせたがる)。
学生寮という満室率が高く、通常の不動産市況とは相関性が低く、需要が高い不動産にのみ投資をしています(ファンド・オブ・ファンズ)。過去一度も流動性(売買)がなくなったことがなく、安定した運用を続けています。現在では英国同様に米国への投資比率が高くなっています。
いろいろな地域で運用しているんですね。
英国から開始したのですが、学生寮となると、米国も外せません。今では中心となってきています。
運用成績:年平均6%以上のリターン
通常の不動産市況とは相関性が低く、満室率も高いということで、投資リターンも安定しています。そのため、運用を示すグラフも右肩上がりです。 ※2022年10月末日現在
月間リターン: 0.6%
年間リターン: 5.98%
年間平均リターン : 6.34%
運用開始累積リターン : 128.02%
ファンド開始してからのリターンが約128%、つまり倍以上になっています。ほぼ落ち込むことなく、上がり続け、安定した運用を継続していることが分かります。
ずっと安定して上昇し続けているのですね。
学生寮の運用からリターンを得ているので、安定した運用が可能です。
必要資金:直接投資は不可。オフショア資産管理口座からの投資が可能
このファンドですが、機関投資家(プロ投資家)のみしか受け付けていないため、オフショア資産管理口座やスイスプライベートバンクなど(カストディアン)を使って初めて個人投資家は投資できます。GBP 5,000から投資をすることが可能です。
通貨:GBP、USD、EUR、SGD
最低投資金額:GBP5,000(約80万円)から ※オフショア資産管理口座経由
購入手数料:0%
解約手数料:5~0%(毎年低減)
年率平均リターン:6.34%
年率平均リスク:N/A
売買:毎月
着実なリターンを出し続けているファンドですが、直接投資は出来ません。投資をしてみたい場合『オフショア資産管理口座』を開設して、実行してみてください。
まとめ
- 機関投資家(プロ投資家)も好んで投資している年平均6%以上のリターンを出している学生寮ファンド
- 直接投資は不可、オフショア資産管理口座経由でGBP5,000から投資が可能
著者プロフィール
-
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
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