海外不動産投資の魅力と問題点

こんにちは。K2 Collegeの半野です。

これまで各国の海外不動産投資をいくつか解説してきました。ただ海外不動産は情報が氾濫している状況。どの国のどの物件を購入すればいいのか目移りしてしまうのも事実です。今回海外不動産投資を実際に行う場合のポイントを解説していきます。

海外不動産投資って色々情報があるので、目移りしてしまいます。

自分が気に入った国で購入するなどもありますが、実際に購入する際のポイントを確認してみましょう。

  • 海外不動産投資の魅力・メリット
  • 海外不動産投資の問題点やデメリット
  • 重要なのは情報収集と信頼できる不動産会社

海外不動産投資の魅力・メリット

投資家の間で人気になっている海外不動産投資、どのようなメリットがあるのでしょうか。

投資金額が安い
不動産を購入する際、新興国や今後発展が見込まれる国での購入がほとんど。その場合、日本よりも安い価格で購入するケースが多くなるので、安い投資額で始めることができます。特に東南アジアは日本からの距離もそれほど遠くなく、実際に現地で物件を確認することも可能です。今後その国のインフラや、経済が発展していくことでキャピタルゲインが狙えることも多いので、投資として期待ができます。

高めのリターンが見込める
下記はアジア各国の不動産投資でのリターン(2022年11月)。日本よりも高めのリターンが出る傾向があります。新興国では家賃が上昇していくことが見込めますので、リターンが上昇していくことも期待できます。人口減少が始まっている日本との違いです。

※globalpropertyguide.comより

ちなみに東京で不動産投資をした場合のリターンはこちら。平均で3.85%ですからベトナムのホーチミンよりは低い(ホーチミンは4.31%)ということになります。

タイやカンボジアのデータが無いのが残念ですが、私の住んでいるタイのバンコクのリターンはこちら。実際にリターンを見る場合は購入する都市とエリアを確認したほうがよいでしょう。

通貨分散による分散投資
投資の基本として、いくつもの財布を持つこと、つまり分散投資は重要です。収益や通貨を分散することで、投資のリスクを小さくすることができます。分散投資をしておくことで、ひとつの投資先損失が出ても、他の投資の利益で損失をカバーすることができます。そのため、日本だけでなく海外でも不動産投資を行うことは理にかなっているといえます。

海外不動産投資の問題点やデメリット

次にデメリットを考えてみます。

情報収集が不十分になりがち
海外である分、情報が不足になりがち。ネットで情報収集するのはもちろんですが、購入を検討する際は現地で自分の足を使って情報を集めることも考えましょう。

為替リスクがある
通貨分散がメリットの1つである反面、一番大きいのは為替の問題。購入する際も家賃収入、売却も現地通貨で受け取るのが一般的です。その際に購入時と比較して現地通貨の価値が下がっていると損をする可能性があります。対策としては当面現地通貨のまま保有しておく、為替が戻ったら日本円に戻すといったところでしょうか。

融資が受けられない可能性がある
日本だとローンを借りてマンション購入というのが一般的ですが、海外ではそれが通用しない可能性が
あります。日本のように簡単にローンが組める可能性が低いということです。また仮にローンを組めたとしても日本のように低金利で借りられないと考えたほうがよいでしょう。海外不動産でローンが組めたとしても、ローン金利と不動産で得られるリターンを比較して考える必要があります。

カントリーリスク
購入した国のカントリーリスクは考慮しなければなりません。金融政策によるその国の経済破綻や政治情勢の変化、自然災害や内戦、戦争などですね。この場合、購入した不動産の価値が暴落する可能性があります。

物件が完成しない
海外不動産の場合、プレビルドで購入するケースが多くなります。その完成度合いに応じて支払いをしていきますがデベロッパーの破綻などで完成しないケースも出てきます。この場合、大手デベロッパーなのかどうかなど、デベロッパーの信頼度を事前に確認しておきましょう。

現地のエージェント、不動産会社が悪質
購入しようとしている国でエージェントが複数あるのであれば、比較してもいいでしょう。エージェントや不動産会社が悪質な場合、購入手続きがきちんと行われない、家賃収入が入ってこないなどのリスクがあるので、きちんと確認しておきましょう。

分散投資ができることや価格が安いなどのメリットもある反面、様々な不安があることも確かです。

海外不動産である分、できるだけ多くの情報を集めることが重要ですね。

重要なのは情報収集と信頼できる不動産会社

今回は海外不動産投資にフォーカスをあて、魅力や問題点を確認してみました。海外の物件は投資額を抑えられるメリットがある一方、遠方であるため、情報が不足していたり確認が出来ないことも多々出てきます。何よりも信頼できるエージェントや不動産会社を見つけることが重要です。これから海外不動産投資を始める方は、物件や国の選定の前に、ノウハウを持ったエージェントや不動産会社を見つけることを優先していきましょう。そして購入の際は、現地で自身の目で見て確かめることも必須です。

日本よりも安く購入できる分、慎重になる必要があるんですね

はい、情報収集はもちろん、信頼できる不動産会社も見つけるようにしましょう。

まとめ

  • 海外不動産投資には情報収集が不可欠
  • 現地で物件を実際に確かめること
  • 信頼できるエージェントや不動産会社を見つけることが重要

お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。

この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/14052/trackback