こんにちは、K2 College大崎です。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)という言葉を初めて耳にしてからしばらく立ちますが、今回はデジタル・トランスフォーメーション(DX)の中でも、人との接触を避ける、いわゆる非接触型ビジネス(ゼロ・コンタクト・ビジネス)の拡がりを後押ししようとしている企業に投資する「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」について解説します。
- デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは?
- 現在の投資先銘柄をチェック
- 現在までの運用成績は?
- 行動様式を変化させるような企業には投資しておいてください。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは?
デジタル・トランスフォーメーション(DX)という言葉は確かによく耳にするようになったのですが、いまいち理解できていないので教えてください。
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念で、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」というものです。
あらゆる制度や組織、インフラや生産方法などに「AI」「IoT」「5G」「クラウド」などを導入し、それを活用することで、生産性を向上させたり、我々の生活を便利にしていくものだと理解してください。
ちなみに経済産業省が公表したDX推進ガイドラインでは、DXについて以下のように定義しています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
現在の投資先銘柄をチェック
このファンドは、非接触型ビジネスの拡がりを後押ししようとしている企業に投資するファンドとのことですが、具体的にどのような企業に投資しているのでしょうか。
最新のマンスリーレポート(2021年8月31日現在)で確認すると、
現在は48銘柄に投資していますね。そのうち上位10銘柄は以下の通りです。

個別銘柄の選定においては、アーク社の調査力を活用しておりますが、
アーク社が考える「投資カテゴリー」別比率では、以下の内訳になっております。

現状では、「オンラインサービス」と「ストリーミングメディア」で約60%占めてます。
世界経済は新型コロナウィルスの影響もあり、オフラインからオンラインへ移行が加速しておりますし、
ストリーミングもスマホの容量を気にせずに映像や音楽を楽しむことができるので、今後もその市場拡大が予想されておりますから、これらセクターへの割合を高めているのでしょうね。
現在までの運用成績は?
このファンドは2020年7月31日に設定されたばかりですので、まだ1年ちょっとの実績しかありません。
設定後、半年間は基準価額の上昇とともに純資産総額も増えていきましたが、
インフレ懸念やグロース株からバリュー株へのローテーションが見られてからは、どちらも横ばいですね。


行動様式を変化させるような企業には投資しておいてください。
ただ、上述しましたとおり、世界経済はオフラインからオンラインへの移行が加速していきますし、
あらゆる制度や組織、インフラや生産方法などに「AI」「IoT」「5G」「クラウド」などが導入され、企業や我々、消費者の行動様式を変化させて行きます。
その変化を起こすような企業にはぜひ投資をしておいてください。
ちなみに、先日もこのファンドの組入銘柄であるペイパルが、後払い決済の「Paidy」を買収しました。
「Paidy」は分割手数料が0%のため、欲しい物はあるけれど、今はそのお金がないという消費者にとっては
とても利便性がよく、利用者も増えていくでしょう。
自分でそのような企業を選定できるのであれば個別銘柄への投資で良いですが、そうでなければ、このファンド含めて次世代を担う企業に投資するファンドに投資しておいた方が良いでしょう。
まとめ
- デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは?
- 行動様式を変化させるような企業には投資しておいてください。
弊社でもFAANGsの次に来る次世代株へ投資する
「次世代株ファンド」を紹介しております。
興味がある方は、お気軽にこちらからご連絡ください。
(お問合せ内容に「次世代ファンド資料希望」とご入力ください。)
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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