こんにちは、K2 College 松本です。
今回はチューリッヒ生命の定期保険「定期保険プラチナ」を解説していきます。
終身保険よりも保険料は安いし、万一の葬式代として加入しています。
結論になりますが、この商品シンプルに高いので見直した方がいいです。
- スイスに本社を置くチューリッヒ・インシュアランスのグループ会社
- 払込免除が付けられる定期保険
- もっと安い定期保険はいくらでもある
- 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。
スイスに本社を置くチューリッヒ・インシュアランスのグループ会社

会社概要
チューリッヒ生命は、スイスのチューリッヒ市を本拠に1872年に設立され、200以上の国や地域で損害保険および生命保険の商品やサービスを幅広く提供する「チューリッヒ・インシュアランス・グループ」の一員です。総資産約3,778億USドル、約60,000人の従業員を有する世界有数の保険グループです。
このグループ会社の生命保険部門として1996年に設立したのが「チューリッヒ生命保険株式会社」です。医療保険やがん保険を中心に、競争力のある価格設定と電話による通信販売によって、日本市場の個人保険分野で急成長を遂げ、2013年9月よりインターネットチャネルに参入した。
設立日:1996年8月
従業員:374名(2022年3月31日時点)
総資産:1,340億円(2022年3月31日時点)
保有契約高:9,520億円(2022年3月31日時点)
保有契約件数:125万件(2022年3月31日時点)
格付情報
S&P:AA (2022年6月末時点)
Moody’s:Aa3 (2022年6月末時点)
A.M.Best:A+ (2022年6月末時点)
ソルベンシーマージン比率
1,029.0% (2022年3月末時点)
よくCMで見るので身近な会社に感じます。
チューリッヒグループはとても大きな会社ですし、格付け、ソルベンシーマージン比率からも十分に信頼に値する会社と言えます。
払込免除が付けられる定期保険

契約概要
商品名:定期保険プラチナ
正式名称:無解約払戻金型定期保険
契約年齢:50歳〜80歳
保険期間:60歳、65歳、70歳、90歳、10年更新
払込期間:保険期間と同じ
払込頻度:月払、年払
保険金額:100万円〜3億円(100万円単位)
保障内容
<主契約>
被保険者が死亡または高度障害になった時に保険金額を受け取って契約終了です。
*高度障害状態とは以下の状態です。
- 両眼の視力を全く永久に失ったもの
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
- 中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
- 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
<特約>
災害割増特約
不慮の事故や所定の感染症で死亡または所定の高度障害状態に該当した場合に保険金が支払われます。
特定疾病保険料払込免除特約
2つのタイプがあり、下記の条件に該当すると以後の保険料が免除されます。
3大疾病型
① 初めてガン(悪性新生物・上皮内新生物)と診断確定されたとき
② 急性心筋梗塞で1日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
③ 所定の急性心筋梗塞以外の心疾患で継続20日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
④ 脳卒中で1日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
⑤ 脳卒中以外の脳血管疾患で継続20日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
5大疾病型
① 初めてガン(悪性新生物・上皮内新生物)と診断確定されたとき
② 急性心筋梗塞で1日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
③ 所定の急性心筋梗塞以外の心疾患で継続20日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
④ 脳卒中で1日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
⑤ 脳卒中以外の脳血管疾患で継続20日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
⑥ 肝疾患で継続20日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
⑦ 腎疾患で継続20日以上の入院をされたとき、または所定の手術を受けたとき
商品解説
普通の定期保険で、特約を付けることが出来ます。WEB申込の商品は一般的に「保険料払込免除特約」は付加できないのですが、この商品は付けることができます。同社で50歳未満向けの「定期保険プレミアムDX」では健康体割引により保険料率が分けられますが、本商品には高齢者をターゲットにしているからか保険料率の区分けはありません。なので、シンプルに保険料が高すぎるので選択肢になりませんね。
保険料はどれくらい高いのでしょうか?
ざっくり2割〜3割くらい高いです。次のチャプターで確認していきましょう。
もっと安い定期保険はいくらでもある

パンフレットに記載されている契約例を見ていきましょう。
契約例
契約年齢:50歳 男性
死亡保障:1,000万円
特約:なし
保険期間:10年更新
払込期間:保険期間と同じ
払込頻度:月払
保険料:4,340円
他社のネット生保なら4,000円以下ですし、健康体割引が適用される商品で一番安い料率の場合、同じ保障内容で3,350円くらいで契約できるので、健康な方はそちらを選択された方がいいでしょう。
これを見ると契約する気にはなりませんね。
そうなんです。全く同じ保障内容なので出来るだけ安い保険料で備えましょう。
契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

50代以上の方なら老後の貯蓄の為に、積立で資産形成、まとまった資金で資産運用をした方が良いと思います。もしお子さんがいるということで、死亡保障が必要な方は定期保険でもよいですが、一般的には収入保障保険の方がコスパがいいです。
資産形成や資産運用では何がオススメですか?
目的、年齢、予算、によって、ベストな商品は変わりますので、私に直接ご相談ください。
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まとめ
- より安い商品があるので見直そう!
- 収入保障保険の方がさらにコスパは良い!
- 今契約していたら、内容を見て個別に判断するので、お気軽にご相談ください(無料)
また日本の終身保険では無理ですが、海外の終身保険では実質利回り5%以上で資産形成をしながら、死亡保障も備えることが出来る『インデックス型海外終身保険』があります。詳しくは下記の入門書をダウンロード(無料)して一読ください。
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著者プロフィール

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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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