ソルベンシーマージン比率(ソルベンシーマージンひりつ)

   

意味

保険業法で定められた保険会社の健全性を示す指標のことで、「生命保険会社の支払い余力」と訳されます。 支払い余力とは、大災害や景気低迷などの通常の予測を超える事態が起こった場合の、保険金の支払い能力のことです。

   

解説

通常200%を健全性の基準としており、数値が高いほど支払い余力があるとみなされ、健全性も高いと判断されます。 200%を下回ると早期是正措置の対象とみなされ、行政指導が入ることとなります。 ソルベンシーマージン比率は保険会社を選ぶ上で重要な判断指標となりますが、この比率だけで判断するには不十分となります。 そこでもうひとつの重要な指標が『格付け』です。
ただし、この2つだけではなく、他に企業規模、成長性など、他の財務指標とあわせて総合的に判断することがより重要となります。
2008年10月に破綻した「やまと生命」は直近のソルベンシーマージン比率は500%以上ありましたので高いからといって必ずしも安心できるわけではありません。

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