簿外資産(ぼがいしさん)

   

意味

正常な会計処理に伴って生じた、会計帳簿外の実在資産。決算書上には載ってこない資産のこと。

   

解説

代表的なものでは生命保険の解約返戻金がある。法人は、保険料をお支払いしますが、解約返戻金は解約する前の段階では保険会社に蓄えられている状態となります。実際には解約すれば、すぐに現金化され法人の決算書に載りますが、保険会社に預入している状態では、法人の決算書上に載りません。つまり、決算書上の貸借対照表上には記載されませんので、銀行からすると見えません。このことを決算書の外にという意味で「簿外」という言葉が使われます。簿外に資産を蓄えているというような表現になります。

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