配当所得(はいとうしょとく)

   

意味

配当所得とは、株式の配当金や、公募株式投資信託の収益分配金などにかかわる所得。

   

解説

上場株式等の配当所得については、復興特別所得税を含めて2037年までは所得税15.315%・住民税5%の税率により源泉徴収が行われ(発行済株式総数の3%以上を保有する大口個人株主を除く)、配当所得の金額にかかわらず確定申告は不要。上場株式等の配当所得を申告する場合は、総合課税または申告分離課税のいずれかを選択。総合課税を選んだ場合は、配当所得を含む総所得金額に累進税率が適用され、配当控除の適用がある。申告分離課税を選んだ場合は、上場株式等の譲渡損失との損益通算が可能だが、配当控除の適用はない(大口個人株主を除く)。なお、2014年1月からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)では、譲渡益だけでなく、配当金も非課税の対象となる。ただし、NISA口座で保有している国内上場株式等の配当等を非課税とするには、あらかじめ証券会社の口座で配当を受け取る「株式数比例配分方式」の申し込みをしておく必要がある。

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