預金封鎖(よきんふうさ)

   

意味

一定期間、銀行預金の引き出しを制限あるいは禁止すること。政府による財政対策、犯罪対策などを理由に、非常時の特例として行われる。

   

解説

日本では第2次世界大戦後の1946年2月16日、膨大に膨らんだ政府の負債を減らすために行われた。その9カ月後には、10万円(当時)以上の資産を持つ世帯に25%~90%の税(資本課税=capital levy)が課されている。近年では、マカオにある北朝鮮の銀行口座が犯罪の温床であるとして米国主導で同口座を凍結させた他、2013年3月にキプロス共和国が預金封鎖を実施、預金額10万ユーロ以上は9.9%、それ以下には6.6%を一律課税した例などがある。

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