つみたてNISA(つみたてニーサ)

   

意味

つみたてNISAとは、従来のNISA(一般NISA、少額投資非課税制度)に積み立て方式を採用した制度で、2018年1月よりスタートした。“つみたて”という名称のように、一定期間、一定金額で積み立て投資を行うことができ、最低積立金額は金融機関によって変わり、100~1,000円程度から積み立てが可能。
また、一般NISAは年間で120万円まで、期間は5年間非課税となるが、つみたてNISAは年間40万円が上限、期間は20年(非課税で保有できる総額は最大で800万円)

ちなみに、一般NISAとつみたてNISAの併用はできないため、両方の制度を利用する場合は、その年ごとにどちらかを選択する必要があり2023年度の税制改正で、NISA制度の抜本的拡充と恒久化が決まった。

   

解説

これまで2042年までとされていたつみたてNISAが一般NISAとともに恒久化され、非課税保有期間も無期限に。2024年から始まる新制度は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の二本立てで、年間投資上限額はそれぞれ120万円、240万円。両者の併用が可能になるので、年間最大360万円と投資可能額が大幅に増える。

また、新たに1人当たり1,800万円の非課税限度額(成長投資枠はそのうち1,200万円)が設定される。これは生涯利用可能で、「簿価(=取得価額)」で総枠を管理するので、利益確定や一時的な支出のために換金しても、あらためて枠を使えることになる。

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