劣後債(れつごさい)

   

意味

劣後債(れつごさい)とは、その名のとおり、債権者(投資家)に対する債務の弁済順位が低い債券のことを指します。

   

解説

企業が発行する劣後債は、その企業の清算時に、残余財産の弁済(支払い)順位が優先される一般無担保社債と弁済順位が最も低い株式との中間的性格を持っており、一般にハイブリッド債券とも呼ばれています。

満期が数十年先、永久債(満期なし)というケースも多く、その場合、繰上償還日が設定されていますが、コール(早期償還する権利)をするかどうかは発行体企業サイドにあります。更にコールされなかった場合は、債券価格が著しく下落します。

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