OPEC(オペック)

   

意味

OPECとはOrganization of the Petroleum Exporting Countriesの略で、石油輸出国機構を指す

   

解説

国際石油資本などから石油産出国の利益を守るため、1960年に設立された。当初はイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5カ国だったが、現在は14カ国が加盟している。1970年代に石油の価格決定権を国際石油資本から奪い、2度のオイルショックを引き起こした。1980年代半ばに価格決定権は自由市場に移ったが、生産調整などにより原油価格に大きな影響を及ぼす存在となっている。もっとも、近年では米国のシェールオイル開発などにより、OPECの価格決定力は相対的に低下しつつあるとの見方もある。

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