債券(さいけん)

   

意味

債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。

   

解説

投資家は、債券の購入を通じて、発行体に資金を提供します。発行体はその見返りとして、満期までの期間、決められた利子の支払いを行います。満期時には、発行体が破綻しない限り債券の額面金額が払い戻される仕組みです。投資家は最終的に当初投資した債券の額面金額と利子の両方を得ることができます。

また、債券は有価証券ですので、流動性があれば、満期を待たずとも売却し途中換金することも可能です。債券の価格は、発行体の信用度や格付け、満期までの残存期間などの要素により変動します。

なお「債権」と間違える方が多いですが、こちらはお金を貸した証(権利)のことで、債券という金融商品とは異なります。

50音から探す