こんにちは。K2 Collegeの半野です。
日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を記録したということで、金融市場では熱いニュースが駆け巡っています。かといって今の日本のみならず世界の状況を見渡すと必ずしも景気がいいとは言い切れず不安感を持っている人も多いのではないでしょうか。
今年の3月には総資産額全米16位のシリコンバレー銀行が破綻したニュースを覚えている人もいるでしょう。また欧州大手のクレディ・スイスも破綻しています。特に日本では将来の不安のみならず、現在保有している金融資産への不安が大きい人も多いと思います。そんな中、実物(現物)資産で資産を保有する人が増えてきています。
実物資産ってあまりピンとこないのですが・・・。不動産なんかもそうですよね。
不動産もそうですがもう少し手軽に価値のある物を保有するということです。身近な例だと金(Gold)や宝石なんかですね。
- 実物資産にはどんな物があるか
- 実物資産は希少性がポイント
実物資産にはどんな物があるか
なかなか実物資産といってもピンとこない人もいるかもしれません。ですので、実際に手元においておける実物資産にどのような物があるのかをまとめてみました。ここでは先物取引に利用される大豆や銅といったものは省きます。
金(Gold)
ずっと安定した価値を持っています。景気が悪くなるとGoldの価格がどうなった、銀座のXXの店ではGoldがいくらで取引されているといったニュースが出ることでもおなじみです。『有事の金』と言われることからも、現在のみならず昔から資産として考えられる実物です。
アート(美術品)
オークションでは必ず登場するアート。特に絵画には目の飛び出るような価格になるものがあります。有名画家の名前やモナリザやゲルニカというタイトルを聞けばピンと来る人も多いのではないでしょうか。偽物が多いのが難点と云えます。
時計
高級腕時計とよばれるものが主流。有名ブランドのものであれば、安くても数十万円から数百万円します。ロレックスやカルティエ、オメガなどが有名です。特にこれらのブランドの限定モデルともなれば、何年後かにはプレミア価格がつく場合もあるためコレクターも多いようです。例えば2011年に約96万円で販売されていた時計が、10年後には150万円前後で取引されています。投資の観点からみれば、10年間で約50%のリターンを得られる資産となっています。
アルコール(ワイン、ウイスキーなど)
ワインは年代物とよばれるものが高値で取引されることが多々あります。完全にコレクターの世界ですね。そしてこれに加わるのがウイスキー。例えば有名な『マッカラン』。このマッカランの81年物は288本しか製造されていないため今年の2月に売りに出された時の価格がGBP92,000(約1590万円!)
とても飲めませんねw
これ以外にも女性に人気のハンドバック、これも限定モデルなどはプレミア価格がつくことが多いです。
また日本人にはあまり馴染みがありませんが、アンティークコインなども欧米では資産保有の1つの手段として人気があります。このような高級品とよばれるものが投資の対象として資産と考えられています。
そして番外編として1つご紹介しましょう。
スニーカー
若い世代でスニーカーをコレクションしている人が増えています。芸能人や有名スポーツ選手でもマニア、コレクターを自称している人が多いです。限定モデルや他の有名ブランドとのコラボモデル、有名人着用モデルなどにプレミア価格がつくことが多いのが特徴。例えば元NBAのスター選手、マイケル・ジョーダン氏が着用したモデルNIKE Air Jordan13が今年の4月にUSD223万8,000(約3億1,400万円)で大手オークションのサザビーズで落札されています。
高級品が多いイメージですが、腕時計やスニーカーなら自分でもできそうかな。
最初から資産運用目的となると、なかなかそううまくいきませんからそこは注意しましょう。
実物資産は希少性がポイント
ここまでいくつかの実物資産を紹介しました。高級品と呼ばれる物が資産対象として見られることが多いようです。実物資産のメリットとしては
・資産価値がある
・金融不安に強い
・インフレに強い
などが挙げられます。金やダイヤモンドなどは産出量に限界があるため希少性も高く、不動産のような時間とともに劣化するということもありません。こういう実物は保管に気を付ければ、資産として保有することに価値があるといえるでしょう。また絵画や年代物のワイン、高級腕時計なども同様で希少性という点では優れているといえます。何より自分が楽しめるかどうかもポイント。このような実物資産を保有することも資産保有の手段の1つとして考えてみるのもいいかもしれません。
まとめ
- 実物資産での資産保有も手段の1つ
- 実物資産は希少性が重要
著者プロフィール
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大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
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