「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」ではどちらが良い

こんにちは。K2 College大崎です。

本日は「バリュー平均法」について述べたいと思います。

  • 「バリュー平均法」とは
  • 金融商品の価格変動に応じて投資額を変動させる
  • 「バリュー平均法」のメリット
  • 「バリュー平均法」のデメリット
  • 「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」のどちらが良いか

「バリュー平均法」とは

「バリュー平均法」は、定期的に特定の金融商品の買い付けを継続する投資手法で、目標投資額を決めてその目標額に達するように月々の投資額を調節しながら運用する方法です。

定期的に特定の金融商品の買い付けを継続する投資手法は「ドル・コスト平均法」がありますが、「バリュー平均法」とどう違うのでしょうか?

簡単に言えば、「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」の違いは、毎月の投資額が変動するか、しないかです。

「ドル・コスト平均法」は、金融商品の価格変動に関係なく、あらかじめ決めた投資額を毎回投資し続けますが、「バリュー平均法」は金融商品の価格変動に応じて投資額を変動させていきます。

金融商品の価格が下がったら投資額を増加し、価格が上がったら投資額を減額するなど、目標とする投資額に応じて、その都度、投資額を変動させていくわけです。

金融商品の価格変動に応じて投資額を変動させる

「金融商品の価格変動に応じて投資額を変動させていく」のイメージができないのですが、具体的に説明してもらえますでしょうか?

例えば、5年後に600円貯めるという目標を立てて積立投資を始めるとします。
この場合、毎月10万円ずつ金融商品へ投資して資産を増やすことになります。

1ヶ月後(2ヶ月目)、市場価格が上がり当初10万円だった価値が11万円になっていたとします。この場合、2ヶ月目の目標額である20万円(毎月の投資額10万円×2ヶ月目)を達成するために、9万円分を投資します。

次に、3ヶ月目に市場価格が下がり18万円になっていたとします。3ヶ月目の目標額である30万円を達成するために、12万円分を投資します。

また、「バリュー平均法」は目標額を超過した分を売却するというルールもあります。

4ヶ月目に市場価格が下がり48万円になっていたとします。4ヶ月目の目標額は40万円ですので、超過した8万円分は売却します。

利益を確定して待機資金として取っておくわけですね。

「バリュー平均法」のメリット

「バリュー平均法」のメリットを教えてください。

主に2つありますが、ひとつは、「バリュー平均法」で投資を継続すれば目標金額が達成できることです。

ちなみに「ドル・コスト平均法」は、目標タイミングで資産がいくらになっているかはその時の相場次第となりますので、わかりません。

もうひとつの「バリュー平均法」のメリットは、平均取得単価が下がりやすいことです。
そのため、運用効率は「ドル・コスト平均法」よりも良くなる傾向にあります。

市場価格が上昇すると購入する口数が減り、市場価格が下落すると口数が増えるという効果的な投資手法は「バリュー平均法」も「ドル・コスト平均法」も同じですが、

保有資産の評価額と目標額の差を投資で補う「バリュー平均法」は、市場価格が下落した際、投資額が一定の「ドル・コスト平均法」よりも多くの株を購入することになるためです。

「バリュー平均法」のデメリット

「バリュー平均法」のメリットを見る限り、自分には「ドル・コスト平均法」よりも合ってそうなのですが、「バリュー平均法」のデメリットも教えてください。

「バリュー平均法」は、毎月、投資金額を自分で計算して投資しなければなりませんので、手間が掛かります。人によっては毎月の投資を忘れてしまう方もいるでしょうから、その可能性がある方は「ドル・コスト平均法」を利用した方が良いでしょう。

そして、市場価格が長期にわたって下落を続けると毎月の投資額が増加してしまい、人によっては資金が尽きてしまう可能性があります。

毎月のキャッシュ・フローに余裕のない方は「ドル・コスト平均法」を利用するか、いくらか待機資金を確保した上で「バリュー平均法」を始めた方が良いですね。

ただ、市場価格が上がっている場合は投資金額を抑えることができましたし、目標額を超過した分は売却するというルールがありましたから、待機資金を利用すれば「バリュー平均法」を継続することはできるかも知れませんね。

それと、「バリュー平均法」は目標額を超過した分を売却するというルールがありましたから、売却した分は、利息を投資元本に追加して再投資する複利の恩恵は受けにくくなります。

ただ、これも平均取得単価が下がりやすい方が、メリットが大きいと思いますが。

「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」のどちらが良いか

現在、「ドル・コスト平均法」を利用して積立投資をしておりますが、「バリュー平均法」に変えた方が良いでしょうか?

「バリュー平均法」のメリット・デメリットを確認して、投資目的や自分に合った方法を選んでください。

ただ、「バリュー平均法」を利用しての積立投資は意志が強くないと続かないので、
現在「ドル・コスト平均法」を利用しているならば、そのまま継続する方が良いかも知れませんね。

ある時点までにいくら貯めたいという目標があり、投資に手間を掛けることができる方は、「バリュー平均法」での運用が向いていますし、

毎月定額での投資を継続でき、手間をかけずに資産を増やしていきたいという場合は「ドル・コスト平均法」での運用が向いています。

「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」それぞれの特徴を理解したうえで、投資目的や自分に合った方法を選んでください。

まとめ

  • 「バリュー平均法」は、目標投資額を決めてその目標額に達するように月々の投資額を調節しながら運用する方法
  • 「バリュー平均法」で投資を継続すれば目標金額が達成できる

「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」のどちらが良いか、ご自身で判断できない方は、こちらからご連絡くださいませ。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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