ひふみプラス(ひふみ投信)〜レオス・キャピタルワークス

こんにちは、K2 College大崎です。

今回は、投信信託人気ランキングでも「ひふみプラス」について解説します。

「ひふみプラス」は、日本の独立系資産運用会社のレオス・キャピタルワークス株式会社が運用している投資信託の商品で、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資をしています。

  • 「ひふみ投信」と「ひふみプラス」違い
  • ひふみ投信(ひふみプラス)は、大型株への投資にシフトしている
  • TOPIXや日経平均インデックスで運用された方が良いかも

「ひふみ投信」と「ひふみプラス」違い

「ひふみ投信」の名前は聞いたことがありますが、「ひふみプラス」と何が違うのでしょうか。

「ひふみ投信」は2008年に誕生した商品で、2018年くらいまでは順調に純資産総額を増やし一部の投資家には人気がある商品でしたが、直販商品のため、レオス・キャピタルワークスからしか購入できませんでした。

それを「ひふみプラス」として銀行や証券会社などから購入できるようにしたのです。

なお、「日本を根っこから元気にする」というコンセプトや組入銘柄等に相違はありません。

「日本を根っこから元気にする」というコンセプトでしたら投資先はすべて日本企業になるのですか?

それでは、一緒に最新の月次運用レポート(2021年9月30日)で確認してみましょう。

現状の配分比率では約86%が国内株式となっておりますが、海外株式などにも投資されておりますね。

このファンドの特色は、国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資するものですが、常に変化する株式市場に応じて柔軟な運用を行なっているようです。

2020年3月のコロナショックの際は、現金等の比率を高めたりしてますね。

ひふみプラス(ひふみ投信)は、大型株への投資にシフトしている。

以下は、組入銘柄上位10銘柄ですが、大企業が多いですね。

約80%が東証一部上場企業に投資しているようです。

「ひふみ投信」はもともと国内の中小型株や超小型株を中心に投資することで個人投資家に人気でしたたが、資金が大量に流入した結果、大型株への投資にシフトしたようです。

業種別比率は以下の通り。

TOPIXや日経平均インデックスで運用された方が良いかも

それなら、TOPIXに投資していれば良いのではないですか?

そうですね。

運用成績をみても、以前まではひふみプラスがTOPIXを大きく上回っていましたが、特にこの1年はTOPIXをアンダーパフォームしております。

また、ここ最近は日経平均と殆ど同じ動きになってしまっていますし、過去3年間だと日経平均に負けています。

超小型株への投資を減らし、大型株への投資を増やした時期にリンクしてますね。

そして、ひふみプラスを購入する際には最大3.3%の購入手数料が掛かりますし、毎年の信託報酬も1%前後掛かりますから、現状は、TOPIXや日経平均インデックスで運用されても良いかと思います。

まとめ

  • ひふみプラス(ひふみ投信)は、大型株への投資にシフトして運用パフォーマンスが悪くなった
  • TOPIXや日経平均インデックスで運用された方が良い

それでも日本株式で運用するよりも海外株式で運用した方がパフォーマンスが良いのは明らか。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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