こんにちは。K2 College大崎です。
海外積立投資をグランターク経由で始めたものの、「運用成績があまり良くない」「相談したくても連絡がつかない」と感じていませんか?
特にRL360など長期契約の商品では、運用の途中でIFA(担当アドバイザー)を見直すことは非常に重要です。
実は、契約している商品はそのままで、IFAだけを変更することが可能です。今回は、グランタークからのIFA変更を検討すべき理由と、移管する際の注意点について解説します。
- グランタークとはどんなIFAか?
- グランタークからIFAを変更する理由と、そのメリット
- IFA移管の流れと、移管先を選ぶ際の注意点
グランタークとはどんなIFAか?

Grandtag Financial Consultancy & Insurance Brokers Ltd.(以下グランターク)は、香港を拠点とするIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)で、特に富裕層を中心に、海外積立型保険や投資信託、信託などの資産管理サービスを提供してきた実績があります。
RL360やFriends Providentなどのオフショア金融商品を取り扱い、日本居住者向けに紹介されていた時期もありました。
初期の段階では定期的なレポート提供やアドバイスがあったという声もありますが、最近では「連絡が取れない」「サポートがない」「英語のままの通知だけが届く」など、放置状態になっているという相談が増えています。
グランタークは法人としての実績がある一方で、IFA個人の質や対応は担当者によって大きく異なる傾向があります。特に日本語でのサポート体制が脆弱なケースが目立ち、将来にわたって長期契約を安心して続けるには不安が残るという印象を持つ方も少なくありません。
紹介者経由で契約したのですが、今は連絡が取れず困っております。
紹介者と呼ばれるネットワーカー経由で契約して、その後はその紹介者と連絡が取れなくなって困っているという相談も多いですね。
グランタークからIFAを変更する理由と、そのメリット

グランタークとの契約に不満を持つ方の多くは、「長期間放置されている」「運用の見直し提案がない」などといったサポート面での問題を抱えている方もおりますが、
「運用成績が良くない」「RL360を6年以上続けているが運用成績がマイナスになっている」など、成績が良くないので解約も含め検討しているという相談も増えてきております。
この6年、S&P500だけで運用していれば資産は2倍になっていた相場で、どうしてそのようなポートフォリオを提案して、変更しなかったのか聞いてみたいですね。
こうした状況が続くと、どれだけ優れた金融商品でも運用成果に影響を及ぼす可能性があります。そこで注目されているのが、IFAを変更するという選択肢です。
実は、契約している金融商品(RL360やFPIなど)はそのままにして、IFAだけを変更することが可能です。IFAを変更することで、日本語対応がしっかりしていて、定期的な運用報告や助言、目標に応じたリバランス提案などを受けられるようになります。
また、IFA移管によってコスト構造の見直しや不要な手数料の排除ができるケースもあり、長期的な運用効率が改善されることもあります。現状に不満や不安がある方は、まず移管の可否を確認することが第一歩となります。
運用についてどうなのか、アドバイスいただければと思っております。
ポートフォリオをお送りいただければ、分析の上、アドバイスいたします。
IFA移管の流れと、移管先を選ぶ際の注意点

IFAの移管は、思っているよりもスムーズに行えるケースがほとんどです。
たとえば、RL360の場合、移管希望先のIFAが用意する「アドバイザー変更申請書」に署名し、必要書類(身分証明書や現住所証明など)を提出することで手続きが進みます。
通常は1〜2週間程度で完了するため、大きな手間はかかりませんし、元のIFAや紹介者に連絡する必要もありません。
ただし、移管先のIFAを選ぶ際には注意が必要です。過去にグランタークのように、サポートが機能していないIFAと契約してしまった経験を繰り返さないためにも、「日本語対応が可能か」「継続的に情報提供があるか」「運用相談に乗ってくれるか」といった点をしっかり確認することが重要です。
また、手数料体系の透明性や、中長期的な投資戦略の提案力も移管先選びのポイントとなります。移管は“契約のやり直し”ではなく、“アドバイザーの乗り換え”にすぎません。
より信頼できるIFAと長く付き合っていくために、今のIFAが本当にふさわしいかを見直すタイミングかもしれません。
まずどうしたら良いですか?
運用成績が悪いから見直したい、紹介者やIFAに連絡が取れないなど、海外積立投資についてのご相談は、こちらから『海外積立投資 相談希望』とお問合せください。
まとめ
- IFAは変更可能
- 放置せず、まずは相談してみましょう
- 今の自分に合うサポートを提供してもらう
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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