海外積立の“見直し”、実はIFAの変更で大きく変わる理由とは

こんにちは。K2 College大崎です。

海外積立をスタートして数年。「しっかり運用できているか分からない」「契約当初の担当者から連絡がないまま続けている」──そんな声をよく耳にします。

海外積立は長期にわたる投資だからこそ、途中の見直しが非常に重要です。しかしながら、実際には放置状態になっているケースも少なくありません。

実はその“見直し”やIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の変更によって、大きく改善できる可能性があります。

  •  積立の中身、見直したことありますか?
  • IFA変更で“運用改善のヒント”が得られることも
  • 積立の“未来”は、今の判断で変わる

 積立の中身、見直したことありますか?

「海外積立をしているけど、今どうなっているかよくわからない」「定期的に入金しているだけで、特に見直していない」という投資家の方は少なくありません。

特に、香港やシンガポールなどで契約した海外積立保険やオフショア投資信託を持っている方にとっては、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)からの連絡が途絶えがちで、年数だけが経過してしまっているケースが目立ちます。

しかし、本来、積立型の投資商品は「入れっぱなし」ではなく、定期的な見直しが不可欠です。

経済環境、為替、金利、マーケット動向、そしてご自身の年齢やライフステージの変化などに応じて、資産配分や積立先ファンドを柔軟に見直す必要があります。

たとえば、30代の頃に選んだ高リスク型のファンド構成が、50代になってもそのままになっているケースも珍しくありません。

また、商品によってはボーナス年や手数料の変動タイミング、解約可能時期なども見直しの判断材料になります。

これらを踏まえて、IFAが定期的に連絡をくれて、適切な見直しの提案をしてくれることが理想です。

しかしながら、「契約後に一切連絡が来ない」「アドバイザーに質問しても曖昧な回答しか返ってこない」といった声が後を絶ちません。そんな方こそ、IFA変更を選択肢として考えるべきタイミングかもしれません。

運用開始後、何もせず放置してました。

年に1度は、ポートフォリオの中身を“見直し”するようにしましょう。

「このままでいいのかな」と感じているならば、それは見直しのサインですので、IFAに相談しましょう。

IFA変更で“運用改善のヒント”が得られることも

「今のIFAに何もしてもらっていない」「提案がテンプレートばかりで、自分の状況に合っていない」と感じているなら、IFA変更は単なる“乗り換え”ではなく、“運用改善のチャンス”です。

なぜならば、現状に対する客観的な分析と、新たな視点からのアドバイスを受けられることが多いからです。

IFAを変更することで、自分では気づかなかったリスクや改善点が見えてくることもあります。

たとえば、「現在のファンドが長期的に見て非効率な運用になっている」「積立額のバランスが将来の出口戦略に適していない」といった点です。

適切なIFAであれば、こうした課題を整理し、「ファンドの見直し」「積立額の調整」「目標金額に向けた戦略設計」など、よりパーソナライズされた提案を行ってくれます。

また、海外積立は運用期間が10〜25年と長期に渡るケースが多いため、IFAの関わり方一つで、最終的なリターンに大きな違いが出る可能性があります。仮に同じ商品でも、アドバイザーの提案次第で“結果”は変わってくるのです。

IFAの変更には手続きが必要ですが、多くの場合、運用自体は継続できるため、契約の解約や損失を伴うものではありません。「誰に任せるか」を見直すことで、より納得のいく運用を実現する第一歩になるのです。

紹介者経由で契約したので、見直すのは悪いです。

誰のために、そして何のために運用をしているのでしょうか?

なお、紹介者経由である海外積立を契約した方で、弊社にIFAを変更された投資家がおりますが、運用が改善したので、その紹介者も弊社にIFA変更をされたケースもありますよ。

積立の“未来”は、今の判断で変わる

長期的な積立投資において、「始めること」も重要ですが、「見直しながら続けること」は同じくらい、いやそれ以上に大切です。特に海外積立のように長期間にわたる商品は、10年後、20年後の資産形成に大きな影響を与えるため、今の判断が未来の成果を左右します。

現状に少しでも「このままでいいのかな」「本当に将来大丈夫かな」と感じているなら、それは見直しのサインです。

そして、見直しをする上で最も重要なのが、“適切なアドバイス”を受けられるかどうか。あなたの資産状況、投資経験、ライフプランに応じたサポートが得られるかどうかが、成功のカギを握ります。

今のIFAに対して、「何もしてくれない」「対応が曖昧」「連絡がつかない」と感じている方にとっては、IFA変更は単なる不満解消ではなく、より良い未来へのきっかけになります。

大切なのは、「誰と一緒に資産形成を続けていくか」。

IFAは、長い投資の旅路を共にする“伴走者”のような存在です。

今後の人生設計と照らし合わせながら、適切な見直しと信頼できるパートナー選びを意識することが、あなたの積立投資をさらに強いものへと変えてくれるでしょう。

IFAに一任勘定で運用を任せています。

一任勘定の実態として、全顧客に同じようなモデルポートフォリオを適用しているIFAが多く存在します。

その結果、「50代の投資家がハイリスクなファンドを多く保有している」、「20代で資産形成中なのに、低成長の債券比率が高すぎる」といったミスマッチが起きていることも多いです。

一任勘定は避けるようにしましょう。

まとめ

  • 見直しは一切しておらず、放置状態になっているケースも少なくない
  • IFA変更は“運用改善のチャンス”
  • 今の判断が未来の成果を左右する

運用成績が悪いから見直したい、紹介者やIFAに連絡が取れないなど、海外積立投資についてのご相談は、こちらから『海外積立投資 相談希望』とお問合せください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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