こんにちは。K2 College大崎です。
先般の記事で、【米国高配当株ETF】御三家と言われる「VYM」「HVD」「SPYD」を比較しましたが、
今回は、今まで【米国増配株ETF】として記事で取り上げてきました
「SCHD」
「DGRW」
「VIG」
「VYM」
を比較したいと思います。
現在の配当利回りが高いというのも魅力ですが、個人的には配当成長率が高いETFの方が好みですね。
将来のチャリンチャリンが多い方が良いです(笑)
- 【米国増配ETF】比較
- 「SCHD」のアドバンテージ
- 「DGRW」のアドバンテージ
- 「VIG」のアドバンテージ
- 「VYM」のアドバンテージ
【米国増配株ETF】比較
どのETFも設定されてからの期間が長く実績もありますが、DGRWだけがまだ10年経過しておりませんので、比較検討するために5年間のデータを採用してあります。
以前の記事でそれぞれのETFについてまとめた記事はありますが、書いた記事の日付は異なりますし、それぞれの掲載日からも日付が経過しておりますので、本日、確認したデータを基準としております。
「SCHD」のアドバンテージ
トータルリターン、配当利回り、配当成長率のいずれを見てもダントツのNo.1だと思います。
配当成長率が高い場合、現在の配当利回りが低くかったり、また、配当利回りが高い場合はリターンが低かったりするものですが、SCHDの場合はいずれも高い数値であることがわかります。
それでいて、資産残高も充分ですし、銘柄数も他に比べると少ないですが100銘柄もあれば分散も効いており、しかも経費率も低い。
「DGRW」のアドバンテージ
SCHDと比較してしまうと見劣りしてしまいますが、DGRWのトータルリターン、配当成長率も高いのですよね。
連続配当は2年となっておりますが、これは2020年に−2.09%と少し増配率が下がってしまったからで、2017年にも-0.33%と少し増配率が下がりましたが、基本的には右肩上がりに配当金は増えております。
Priceが61.54ドルと他に比べて安いですから口数を増やすことができますね。
VIGを2口購入する予算でDGRWであれば5口近く購入できます。
「VIG」のアドバンテージ
こちらもSCHDと比較してしまうと見劣りしてしまいますが、VIGのトータルリターン、配当成長率も高いのです。
記事の趣旨としては、「SCHD」VS「DGRW」VS「VIG」VS「VYM」なのですが、そもそもここで取り上げているETFのレベルがその他に比べて優秀なのですよね。
例えば、VOO(バンガードS&P500ETF)は、S&P500指数と同等の投資成果を目指すETFですが、5年間のトータルリターンをここで紹介しているETFと比べていただくと、「VOO」よりも「SCHD」「DGRW」「VIG」の方がトータルリターンは高くなっております。
期間によってはVOOの方のトータルリターンが高いこともありますが、
「SCHD」、「DGRW」、「VIG」は配当利回りや配当成長率が高いだけではないということです。
「DGRW」は「VIG」と比較する方もいるかと思いますが、それほど変わらないと考えて良いと思います。
セクター割合を比較してみると、「DGRW」(上)と「VIG」(下)は上位5つは同じですし、ただその割合が異なるだけです。
DGRW(上)は経費率がVIGの約4倍ありますが、その分、トータルリターンや配成長率が高いので、どちらがご自身の好みに合っているかでしょうね。
「VYM」のアドバンテージ
【米国高配当株ETF】御三家の「VYM」「HVD」「SPYD」で比較した際は、優位性が高かった「VYM」ですが、この記事内で比較すると、劣ってしまうように見えてしまうのは私だけでしょうか。
ただ、もちろん良いところもありますよ。
現在の配当利回りは2.96%と高い利回りがありますし、何より12年間も連続増配を続けておりますから、現在、配当金が欲しい方にとっては有力な選択肢となるのではないでしょうか。銘柄数も440とかなり多く、それだけ分散が効いております。
まとめ
- 「SCHD」がトータルリターン、配当利回り、配当成長率のいずれを見てもNo.1
- 「SCHD」「DGRW」「VIG」のトータルリターンはS&P500指数と変わらない
リターンで選ぶか、現在の配当利回りで選ぶか、それとも将来の配当利回りで選ぶか。
自分の好みで選べば良いですが、それぞれの年齢や置かれている環境によって適したファンドのアドバイスをしますので、希望される方は、こちらからお問合せください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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