ウィズダムツリー クオリティ配当成長ファンド(DGRW)

こんにちは。K2 College大崎です。

今回のコラムでは、ウィズダムツリー クオリティ配当成長ファンド(DGRW)を取り上げたいと思います。

  • S&P500をアウトパフォームしている
  • ウィズダムツリー クオリティ配当成長ファンド(DGRW)

S&P500をアウトパフォームしている

大規模な通貨供給の巻き戻しで、主要株式指数は年初来で大きなマイナスに落ち込んでおります。

S&P500指数においては、現在、一旦は反発しているとは言え、それでも年初来で−19.54%のリターンとなっております。

これに対し、DGRWはマイナス11.22%と、S&P500に対してそれほど落ち込みはひどくありません。

下グラフでは「高配当株」や「優良配当成長株」はS&P 500指数などをもアウトパフォームしておりますが、前述しましたS&P500とDGRWの年初来リターンの違いで検証できますね。

なお、DGRWは「優良配当成長株」に当たります。

ちなみに、金融引き締めをしていくために、今まで市場を牽引してきたハイテク・グロース株ほど売られると述べてきましたが、こちらのグラフでも確認できますね。

ウィズダムツリー クオリティ配当成長ファンド(DGRW)

WisdomTree U.S. Quality Dividend Growth Fund(DGRW)は、米国株式市場において成長性を有する配当付き大型企業の投資成果に連動することを目指したファンドです。

このインデックスは、WisdomTree U.S. Dividend Indexの構成銘柄のうち、成長ファクターと品質ファクターの合計順位が高い300社をピックアップして構成されており、

成長ファクターは長期的な利益成長期待に基づいており、品質ファクターは株主資本利益率(ROE)および総資産利益率(ROA)の3年間の過去平均に基づいています。

また、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)で加重平均されます。

構成銘柄のうち、現在の上位10社は以下のとおりですが、いずれもよく目にする大企業ですし、高配当株としても有名な企業がありますね。

構成セクターは下グラフのとおりですが、ハイテクやヘルスケア、生活必需品の割合が大きいです。
ヘルスケアや生活必需品の割合が大きいために、現在のような市況においても下落が抑えられておりますね。

このファンドが設定されたのは2013年5月22日ですが、設定来のリターンは+163.92%
年率平均リターンは+10.92%となかなか良いファンドですよね。

現在の分配利回りは2.28%ですが、DGRWは増配当株ですから将来の分配金に期待が持てます。
※SEC 30-day Yieldは、過去30日に獲得したインカムゲインを年率換算しております。

また、DGRWは毎月分配型です。

高配当株ではありませんが、毎年増配していけば、それこそ投資金額によっては将来は年金代わりになるかも知れません。

現在ように株価が軟調な相場においては、毎月分配金が出る(タコ足配当ではない)ファンドというのはリターンの底上げにもなりますし、精神的にも良いですね。

まとめ

  • DGRWは、年率平均リターン+10.92%のファンド
  • 高い増配率、毎月分配型
  • 将来が楽しみなファンド

それぞれの年齢や置かれている環境なので、選択すべきファンドは異なります。
ファンド選択でお悩みの方は、こちらからお問合せください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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