Harris Fraser (ハリス・フレイザー) では「今後が心配」

こんにちは。K2 College大崎です。

1年前に、香港に拠点を置くIFAのHarris Fraser (ハリス・フレイザー)と契約している投資家の方から、「連絡が取れなくなって困っている」という相談も多くなったという記事を書きましたが、弊社へのIFA移管を希望される方がさらに増えております。

なお、記事のタイトルも、問合わせをいただいた方からの声を利用させて貰いました。

  • 動画解説
  • Harris Fraser (ハリス・フレイザー) では「今後が心配」
  •  ハリス・フレイザー(Harris Fraser)とは
  • しっかりサポートしてくれるIFAへ移管することが重要

動画解説

Harris Fraser (ハリス・フレイザー) では「今後が心配」

IFA移管を検討する人が増えている背景として「今後の心配」があるとのことですが、具体的には以下のようなリスクや懸念が考えられます。

コミュニケーションの問題

  • 日本語対応スタッフがいなくなったことで、契約内容や運用状況についての説明が不十分になる可能性。
  • 顧客の意図が正確に伝わらず、適切なアドバイスが受けられないリスク。
  • 細かいニュアンスが伝わりにくく、意思疎通のミスが発生する可能性。

運用・手続きのサポート低下

  • 追加投資、引き出し、IFA変更などの手続きを日本語でサポートしてもらえない可能性。
  • 緊急時(例えば市場急変時や税務関連の変更)の対応がスムーズにできない懸念。
  • 英語や中国語でのやり取りを求められ、誤解が生じやすくなるリスク。

 カスタマーサポートの質の低下

  • これまで日本人スタッフが対応していたきめ細かいサービスが受けられなくなる可能性。
  • 問い合わせのレスポンスが遅くなったり、適切なアドバイスが得られなくなるリスク。
  • 手続きの進捗状況が不透明になり、不安が増す可能性。

今後の運営方針の不透明さ

  • 日本市場への対応を縮小する可能性があり、さらに日本人顧客向けのサポートが減る懸念。
  • 他のIFAと比較して、日本人顧客への対応が後回しにされるリスク。
  • 最悪の場合、日本人顧客向けのサービスが打ち切られる可能性。

契約内容の変更リスク

  • IFAの運営方針が変わることで、手数料体系や投資方針に影響が出る可能性。
  • 移管を考えないまま放置すると、不利な条件で運用を続けることになる懸念。
  • 日本語での適切な契約書の解釈ができず、不利な契約に巻き込まれるリスク。

トラブル発生時の対応

  • クレームや問題が発生した際に、日本語での交渉が難しくなる可能性。
  • 例えば、解約・移管時の手続きがスムーズに進まないリスク。
  • 万が一、契約内容と異なる運用がされた場合、日本語での対応ができないと不利な立場になる可能性。

私の友人も「ハリスフレイザーと連絡がつかないため、RL360を移管もしくは解約したい」と言っていましたが、何も解約しなくても良いですよね?

しっかりサポートしてくれるIFAに移管すれば良いだけですが、それほど心配されているということでしょう。

別の方からは、「お金を預けておくのが怖くなってきたため一度お話を聞かせていただけないか」との相談がありましたが、ハリスフレイザーがお金を預かっているわけではないですし、心配で冷静な判断ができなくなっておられました。

 ハリス・フレイザー(Harris Fraser)とは

ハリス・フレイザーは、香港を拠点とする独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)であり、1990年代に設立され、以来30年以上にわたり、主にアジア地域の富裕層や投資家に対して、資産運用、財務計画、投資戦略などの包括的な金融サービスを提供しています。

投資及びファイナンシャル・プラニング

クライアントの投資目標やリスク許容度に応じた資産運用プランを提供し、最適なポートフォリオの構築と管理をサポートします。また、財務状況に応じた包括的なプランニングを行い、将来の資産形成を支援します。

プライベート・ウェルス・マネージメントおよびレガシー・ウェルス・プラニング

高度な資産管理サービスを提供し、資産の保全・成長をサポートします。さらに、相続・遺産計画を通じて、次世代へのスムーズな資産承継を実現するための戦略を提案します。

生命保険および健康保険

クライアントのライフステージに応じた生命保険や健康保険のソリューションを提供し、家族やビジネスのリスク管理をサポートします。

日本人クライアントへの対応

ハリス・フレイザーは、日本人クライアント向けのサービスにも力を入れており、日本語対応が可能なスタッフを配置し、文化的背景やニーズを理解した上でのサービス提供を行ってきました。

しかしながら、最近では日本語対応スタッフの退職が相次ぎ、日本人クライアントへのサポート体制に不安が生じています。

評判と信頼性

ハリス・フレイザーは、アジア地域で長年にわたり金融サービスを提供してきた実績ある企業です。しかし、最近のサポート体制の変化により、投資家は自身のニーズや状況に応じて、サービスの質や対応力を再評価する必要があるかもしれません。

実績ある企業だからといって、今後も信頼できるパートナーとしての役割を果たし続けるかどうかはわからないですね。

投資家は、自身のニーズに合ったサービスを提供しているかを確認することが重要です。

しっかりサポートしてくれるIFAへ移管することが重要

ハリス・フレイザーのサポート体制が変化している中で、投資家は自分の資産を安全に管理するための適切な選択をする必要があります。

特に、日本語対応スタッフがいなくなったことで、契約内容や運用状況の説明が不十分になり、正確な情報が伝わらないリスクが高まっています。その結果、適切なアドバイスを受けることが難しくなり、誤解や判断ミスが生じる可能性があります。

また、追加投資や引き出しといった、重要な手続きにおいて、日本語でのサポートが受けられなくなることで、不便さや混乱が生じることが考えられます。

さらに、緊急時に迅速な対応が求められる場面において、意思疎通の誤解や手続きの遅延が発生する可能性もあります。加えて、ファンド選択やポートフォリオの変更についても、適切なアドバイスを受けることが困難になり、リスク管理が不十分になる懸念があります。

加えて、ハリス・フレイザーの今後の運営方針が不透明であることも懸念されます。

日本人への対応が縮小される可能性があるため、日本人顧客向けのサポートがさらに減ることが考えられます。他のIFAと比較しても日本人顧客への対応が後回しにされるリスクがあるため、最悪の場合、日本人向けのサービスが打ち切られる可能性も否定できません。

‌こうした状況を踏まえると、しっかりとサポートしてくれるIFAへ移管することが重要です。投資は長期にわたる財務計画の一部であり、信頼できるIFAのサポートが不可欠です。日本語でのサポートが受けられ、中長期的に安定したサービスを提供できるIFAへ移管することで、安心して資産運用を続けることができます。

適切なIFAを選ぶ際には、日本語対応が可能で十分なサポート体制を整えているIFAが重要ですね。

日本語対応だけでなく、投資家それぞれに適した柔軟な対応が可能であるかが重要です。ポートフォリオの見直しや調整を適宜行うことで、最適な運用を維持することができます。

まとめ

  • 日本語対応スタッフがいなくなった
  • カスタマーサポートの質の低下
  • しっかりとサポートしてくれるIFAへ移管することが重要

運用成績が悪いから見直したい、紹介者やIFAに連絡が取れないなど、海外積立投資についてのご相談は、こちらから『海外積立投資 相談希望』とお問合せください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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