ソニー生命 学資保険(無配当)

こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回はソニー生命の学資保険「学資保険(無配当)」を解説します。日本国内ではトップクラスの返戻率を誇り、学資保険では一番人気で有名な商品です。契約されている方も多いでしょう。

子どもができた時に、学資保険を比較して返戻率が高く、受け取り方もイメージに合ったものだったので契約しました。

日本国内の学資保険では1番良いと思います。しかし、日本の保険商品の利回りは低くくインフレ負けするので注意が必要です。

  • 動画解説
  • ソニー生命の経営体制は非常に優秀
  • 3種類のプランから選べる学資保険
  • 満期返戻率は22年で105.5%、実質利回りは0.37%
  • 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

動画解説

ソニー生命の経営体制は非常に優秀

会社概要

ソニー生命は日本の生命保険会社で、ソニーグループ系列です。1979年8月「米プルデンシャル生命(ザ・プルデンシャル・インシュアランス・ カンパニー・オブ・アメリカ)」との合弁で、「ソニー・プルーデンシャル生命保険」として設立された。1980年2月に「ソニー・プルデンシャル生命保険」に、1987年9月に米国プルデンシャルとの合弁解消となり「ソニー・プルコ生命保険」とそれぞれ改称し、1991年4月から現社名。1996年1月にライフプランナーを商標登録し、同年4月にソニーの100%子会社となり、2004年4月にソニー損保、ソニー銀行とともにソニーフィナンシャルホールディングスの傘下に入った。

営業開始:1979年8月10日
事業所:162支店(2021年7月1日時点)
総資産:70兆1,738億円(2020年度)
保有契約高:53兆6,109億円(2020年度)

格付情報

S&P:A+(2021年7月1日現在)
R&I:AA(2021年7月1日現在)

ソルベンシーマージン比率

2,126.6%(2020年度)

身近な会社なので親しみはありますね。

イメージだけで判断するのはダメですが、実際に会社の規模や格付などの評価は高いので健全な会社です。

3種類のプランから選べる学資保険

契約概要

商品名:学資保険(無配当)
契約者年齢:満16歳〜満69歳 ※2
被保険者年齢:0歳〜満3歳 ※2
保険期間:17歳〜22歳 ※2
払込期間:10歳、15歳、17歳、18歳、20歳、22歳 ※2
払込頻度:月払、半年払、年払
出産前加入:出産予定日の140日前から可能 ※1
プラン:Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型

※1 Ⅲ型のみ91日以内
※2 「契約者の性別」「子どもの年齢」「払込期間」によって変わる(下記詳細)

保障内容

  • 契約者(親)が死亡や高度障害になったときは、保険料の支払いが免除されますが、満期金は受け取れます。
  • 被保険者(子)が死亡した時は、それまでに払った保険料が死亡保険金として受け取って契約は終了。
  • 何事もなく満期を迎えると満期保険金を受け取って契約は終了です。

商品解説

進学学資金や満期学資金を受け取るタイミングに応じて3つの型があります。

Ⅰ型

Ⅱ型

Ⅲ型

様々な支払い方法と受取パターンがあるので、色々なニーズに対応できると思います。

やっぱり大学費用が1番大変なので、Ⅲ型のプランがよさそうですね。

実際に契約されているプランはⅢ型が1番多いようです。
次のチャプターで解説します。

満期返戻率は22年で105.5%、実質利回りは0.37%

1番契約数の多いⅢ型のプランで、払込期間15年と10年を確認していきましょう。

Ⅲ型 払込期間15年

契約者年齢:30歳 男性
被保険者年齢:0歳 男の子
基準学資金額:80万円
保険期間:22歳
払込期間:15歳
払込頻度:月払
保険料:21,424円


総支払保険料:3,856,320円
学資金受取額:4,000,000円
返戻率:103.7%
実質利回り:0.30%


Ⅲ型 払込期間10年

契約者年齢:30歳 男性
被保険者年齢:0歳 男の子
基準学資金額:80万円
保険期間:22歳
払込期間:10歳
払込頻度:月払
保険料:31,576円


総支払保険料:3,789,120円
学資金受取額:4,000,000円
返戻率:105.5%
実質利回り:0.37%


払込期間が短い方が返戻率も実質利回りも高くなりますが、資金が20年以上も拘束されて5%くらいしか増えませんし、実質利回りも低すぎます。

もっと効率良く貯める方法はあるのでしょうか?

はい、あります。
教育資金の準備や備え方ついては、下記のページにまとめているので見てください。
※大切なお子さまのために、海外積立(元本確保型プラン)で学資準備

契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

返戻率が低いのは、契約者(親)が死亡した時の支払免除があるから仕方ないと思う方もいますが、それなら「保障」と「貯蓄」を分けて備える方がいいです。しっかりと増える学資積立をして、保障は別で準備しましょう。

万一の保障はどの保険で備えるのが良いのでしょうか?

一般的には収入保障保険で良いと思います。年齢、喫煙の有無、健康状態によってコスパのよい商品は変わるので、下記から私に直接相談して頂ければ、あなたにとって1番良い保障と教育資金の備え方をアドバイス致します。

※直接相談(無料)

まとめ

  • 加入するのはやめよう
  • 契約している方は見直した方がいいので、お気軽にご相談ください(無料)
  • 日本では保障と貯蓄は分けて契約しよう(学資保険はしないで)

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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