こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、格付投資情報センター(R&I)が優れた運用成績を残したファンドを表彰する「R&I ファンド大賞 2024」において、投資信託10年/北米株式コア部門で最優秀ファンド賞を受賞しました「次世代米国代表株ファンド〈愛称:メジャー・リーダー〉」について解説します。
- 動画解説
- 次世代米国代表株ファンド<愛称:メジャー・リーダー> 概要
- 現在のポートフォリオ組入銘柄は30
- 現状の設定来リターンは+385.7%、基準価額はおよそ4.8倍になっている
動画解説
次世代米国代表株ファンド<愛称:メジャー・リーダー> 概要
・時価総額下限100億米ドルを目途としたある程度の規模がある企業のなかで、知名度等も含めて優良かつ長期にわたり成長が期待される「次世代企業」の株式に投資。
・ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ工業株30種)における構成銘柄を参考にポートフォリオの構築を行い、今後の経済環境、社会構造に関する見通しを基に、変化に対応し成長が見込まれる投資銘柄を厳選して30銘柄程度に投資を行う
・年4回の決算時(3・6・9・12月に分配を行う。
ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ工業株30種)は、「NYダウ」とは違うのでしょうか。
同じです。
日本では、「ダウ平均」とも呼ばれていますね。
現在のポートフォリオ組入銘柄は30
このファンドは、イノベーションが起こっている分野に注目して、その恩恵を受けることができる「次世代企業」に投資します。
現在は、インターネットとそれに伴う消費関連分野、AIを含むソフトウェアとそれを支える半導体、ヘルスケア領域における先進的な医療など、中長期的に投資妙味があると考える領域で事業を行う企業の成長に注目しているようです。
なお、2024年5月に銘柄入替を行い、エヌビディアとモービルアイ・グローバルを新規に組み入れ、反対にナイキとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)を売却しています。
これも売却した2銘柄よりも新規に組み入れた2銘柄の方が、相対的に中長期での成長が見込めると考えてのことですね。
このファンドは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ工業株30種)における構成銘柄を参考にポートフォリオの構築を行うとのことでしたが、組入銘柄はダウ工業株30種に含まれていない銘柄数の方が多いようです。
組入上位10業種を見ると、金融や情報技術、ヘルスケアの割合が多いようですね。
よく聞く企業もありますが、聞いたことがない企業もいくつか含まれております。
このファンドの場合、3〜5年、さらにはそれ以上の期間において、成長が期待される「次世代企業」を厳選しておりますから、現在は聞いたことがない企業でも、これからよく聞く企業になっていくかも知れませんね。
現状の設定来リターンは+385.7%、基準価額はおよそ4.8倍になっている
このファンドの設定日は2013年5月28日ですが、
最新の月次レポート(6月28日現在)によると、設定来リターンは385.7%と、およそ11年で基準価額は約4.8倍になっています。
他のファンド同様、大規模な金融緩和によるところが大きいとはいえ、なかなかの運用成績ではないでしょうか。
また、参考指数としているダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)(配当込み、円換算ベース)と比べても、いずれの期間においてもアウトパフォームしております。
そして、このファンドは3・6・9・12月の年4回、分配金を出しておりますが、決算時の基準価額が10,000円を超えた分を分配金として出しているようです。
年4回分配金をもらえて基準価額も減らないのであれば、このファンドに投資して分配金を年金代わりにしたいです。
最新の月次レポートに記載されている期間においては、決算毎ごとに分配金は支払われておりますが、2016年の株価が低迷したタイミングなど、分配金が支払われなかったこともありますので、そのようなことも確認の上で判断するようにしてください。
まとめ
- 長期にわたり成長が期待される「次世代企業」に投資
- 現状の設定来リターンは385.7%、基準価額はおよそ4.8倍になっている
- 株価が低迷したタイミングにおいて分配金は支払われない
投資家それぞれの状況に合わせたアドバイスをいたします。
相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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