野村インド株投資 〜野村アセットマネジメント

こんにちは、K2 College大崎です。

今回は、最近堅調に上昇を続ける「野村インド株投資」について解説します。

  • なぜインドへの投資が注目されるのか。
  • インドへの投資は、ポートフォリオの一部に組み込むなら有り。
  • このファンドへは投資しない

なぜインドへの投資が注目されるのか

現在、インドは世界第2位の人口を擁しており、個人消費が拡大しております。

また、2014年に発足したモディ政権が進める経済改革によりインフラ整備が急ピッチで進み、現在のインドは、東海道新幹線や東名高速道路などの交通網が整備されるなど、日本経済が飛躍的に成長を遂げた高度経済成長期にあたると言われておりますので、今後も高い経済成長を続けると考えられています。

インドは、いずれ人口が世界一になると言いますし、中国のように経済成長しそうですから、今から投資しておいた方が良いでしょうか。

そうですね。

確かに2027年にはインドが中国を抜いて人口世界一になりそうですし、中国が一人っ子政策という人口抑制政策を取ってきたのに対し、インドは若年層の人口が多く、今後の労働力、消費力に期待ができますから、ポートフォリオの一部に組み込むなら良いですね。

インドへの投資は、ポートフォリオの一部に組み込むなら有り

それほど有望な市場であれば、集中して投資しても良いのではないでしょうか?

データで確認してみましょうか。

まず、運用実績の推移ですが、最新のマンスリーレポート(2021年10月29日)で確認すると、この6ヶ月で23.8%、1年では54.9%、設定来では382.6%の上昇と大きなリターンを上げており、設定日に投資していたら5倍にまでなっております。

確かにこれだけみると、投資しておけば大きなリターンになっておりますし、リーマンショックやコロナショックなどで大きな下落局面はあるものの、右肩上がりで上昇しております。

インドは今後も高い経済成長を続けると考えられていますので、ポートフォリオの一部として組み込んでおくのは有りかも知れませんね。

このファンドへは投資しない

それでは、他の代表的な資産クラスと比較してみたらどうか。


これは騰落率を比較したデータ(2016年8月末〜2021年7月末)ですが、確かにリターンの最大値はこのファンドが一番高いですが、反面、最小値も一番低く、しかも最大値の差に比べて下落幅が大きいです。

平均値で見れば、先進国株や新興国株に投資しておいた方が良さそうに思えます。
インドへの一極集中ではないですし、分散になりましね。

しかも、再度、このファンドの騰落率を見ていただきたいのですが、このファンドの騰落率はベンチマーク(MSCIインド・インデックス)に負けておりますので、インド株式に投資するならば、このファンドではなくMSCIインド・インデックスに投資した方が良いですね。

まとめ

  • インドへの投資は、ポートフォリオの一部に組み込む程度にしよう
  • このファンドには投資しない

海外積立投資であれば、今後、リターンが得られそうなセクターを幅広いファンドから選択して自分のポートフォリオを組むことができます。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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