こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、東南アジア諸国の株式に投資する朝日ライフ アセットマネジメント「朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド」について解説します。
今回は東南アジア株ですか。詳しく教えてください。
運用方針、組入銘柄など解説していきますので一緒に勉強しましょう。
- 朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドとは?
- 投資先、組み入れ銘柄
- 直近1年で+19.1%、3年で+34.8%
動画解説
朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドとは?


MSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指した運用を行います。指数の説明でも触れている通り、東南アジア5か国に投資します。
初めて聞く指数ですが、こういうのもあるのですね。勉強になります。
はい、東南アジア株のインデックスファンドと考えるとわかりやすいかなと思います。
投資先、組み入れ銘柄



ほとんど初見の会社名が並んでいますが、シンガポールDBS GROUPは金融グループとして有名かもしれません。ほぼ指数の通りの国別構成比になっていてインドネシアが40%強、業種別では金融が40%強と一番多くなっていて、新興国ファンドは金融の組み入れ比率が大きいのが特徴ですね。
東南アジアの株式ニュースって日本にいるとあまり流れてこないですが、騰落率はどうでしょうか?
次で解説していきますね。
直近1年で+19.1%、3年で+34.8%



直近1年で+19.1%、3年で+34.8%の騰落率になります。また年4回の決算時分配金があり直近は上昇傾向です。ベンチマークは先ほども触れたMSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数(配当込み、円換算ベース)となります。

購入手数料3.3%、解約時手数料0.3%、毎年の管理費用は年1.485%、その他手数料もかかります。
うーん、手数料が高い上に、パフォーマンスもイマイチかなと思います。新興国というリスクの分もう少しリターンが欲しいところです。あとはベンチマークとの乖離が大きい部分ですね。説明にあったベンチマークに連動する投資成果が出ていませんので、投資はしないかなと思います。
そうですね。分配金再投資ベースだと指数とほぼ連動する事が多いですが、こちらのファンドはそうなっていないので何か別の原因があるのかもしれません。ベンチマークと比べてどうか?という点はどのファンドを見るときも使える視点です。投資する前に確認するようにしましょう。
【まとめ】投資するファンドを正しく選定しよう
いかがでしたでしょうか。東南アジア諸国の株式に投資する朝日ライフ アセットマネジメント「朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド」を取り上げて解説してみました。投資に慣れてきたら、外貨で海外での投資も検討していきましょう。
よくわかりました。
2023年の調整相場以降は、我々のようなIFAに相談して投資しましょう。
まとめ
- 朝日ライフ アセットマネジメント「朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド」は東南アジア諸国の株式に投資するインデックスファンド
- 円はリスクということをしっかり考えよう
- ポートフォリオのバランスを考え、時間を味方に投資しよう
2023年の調整相場以降はショート(空売り)のできるヘッジファンドと株式相場と相関性の低いオルタナティブへの投資をしましょう。ただこの二つは国内ではほとんど取り扱いがないので、直接海外(オフショア)へ投資をしましょう。
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著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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