SOMPOひまわり生命 こども保険 5年ごと利差配当付こども保険A型

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こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回はSOMPOひまわり生命の学資保険「こども保険」を解説します。

子どもができたので、学資保険に加入しようと考えています。保障が手厚いのでこの保険にしようか検討中です。

お子さんの教育資金準備ということですね。まずは今回の学資保険がどのような商品なのか、そして学資準備はどのような方法で備えるのが良いかを確認していきましょう。

  • 動画解説
  • 損保系の保険会社で、格付けもしっかりしている
  • 進学のタイミングで祝金が受け取れる学資保険
  • 満期返戻率は22年で70.7%、実質利回りは-5.02%
  • 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

動画解説

損保系の保険会社で、格付けもしっかりしている

会社概要

日本の生命保険会社で、SOMPOホールディングス(旧・NKSJホールディングス→損保ジャパン日本興亜ホールディングス)の完全子会社。元々は外資系の生命保険会社としてアイ・エヌ・エイ生命保険株式会社が設立(SOMPOひまわり生命保険となった現在でも設立日となっている)され、2001年1月に当時の安田火災海上保険の子会社となる。その後、親会社同士の合併などにより、「日本興亜生命保険株式会社」→「損保ジャパンひまわり生命保険株式会社」→「NKSJひまわり生命保険株式会社」→「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」→「SOMPOひまわり生命保険株式会社」の現在に至る。

営業開始:1982年4月2日
総資産:3兆5,524億円(2021年3月31日時点)
保有契約件数:426万件(2021年3月31日時点)

格付情報

S&P:A+ (2021年6月25日時点)
R&I:AA (2021年6月25日時点)

ソルベンシーマージン比率

1,460.4% (2021年3月末時点)

社名がころころ変わっているんですね。

そうですね。金融業界ではあるあるなのですが、ややこしいですよね。

ただ、格付けソルベンシーマージン比率は十分に信頼に値する会社です。

進学のタイミングで祝金が受け取れる学資保険

契約概要

商品名:こども保険
正式名称:5年ごと利差配当付こども保険A型
契約者年齢:18歳〜70歳
被保険者年齢:0歳〜15歳
保険期間:15歳、18歳、22歳
払込期間:15歳、18歳、22歳
払込頻度:月払、半年払、年払
出産前加入:出産予定日の140日前から可能

基準保険金額:50万円〜(10万円単位)

保障内容

  • 契約者(親)が死亡や高度障害になったときは、お見舞金(基準保険金額の50%)が受け取れます。そして以後の保険料の支払いが免除されますが、祝金は通常通り受け取れます。さらに、養育年金(基準保険金額の100%)が保険期間満了まで受け取れます。
  • 被保険者(子)が死亡した時は、被保険者の年齢と契約経過時期に応じた死亡保険金を受け取って契約は終了。
  • 何事もなく祝金を受け取る年齢後の契約日を迎えると祝金を受け取れ、最後に満期日を迎えると満期保険金を受け取って契約は終了です。

商品解説

保険期間は3種類(15歳、18歳、22歳)から選択でき、保険料の払込期間は保険期間と同じになります。そして成長祝金(6歳、12歳、15歳、18歳、20歳、22歳)を進学前年の12月と保険期間満了時に受け取れます。

そして契約者(親など)が万一(死亡や高度障害)の時には、保険料の支払いが免除されますが、祝金は契約通り受け取れます。さらにお見舞金が受け取れ、養育年金が支払われるタイプの学資保険です。保障は手厚いのですが、そのぶん貯蓄性(返戻率)は低くなります。

万一の時の保障がしっかりしているのは安心できますね。

ただ貯蓄性が低すぎるのが問題です。次のチャプターで返戻率などを解説します。

満期返戻率は22年で70.7%、実質利回りは-5.02%

HPに載っている「22歳満期プラン」で契約例を見ていきましょう。

契約者年齢:30歳 男性
被保険者年齢:0歳
基準保険金額:100万円
保険期間:22歳
払込期間:22歳
払込頻度:月払
保険料:10,715円


総支払保険料:2,828,760円
学資金受取額:2,000,000円
返戻率:70.7%
実質利回り:-5.02%

養育年金が受け取れるタイプの学資保険の場合、どの会社も返戻率は70%前後になります。それだけ保障の費用に保険料が充てられているということです。貯蓄性を優先する学資保険でも返戻率は103%前後です。

学資保険で返戻率と保障どちらを優先するのがよいのでしょうか?

日本の学資保険ではどちらも中途半端になってしまいます。
貯蓄と保障を分けて備えることでどちらもより良い内容にすることができます。

貯蓄方法については、下記のページに分かりやすくまとめているので一度ご覧ください。
※大切なお子さまのために、海外積立(元本確保型プラン)で学資準備

契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

学資保険の特徴は、死亡保障と貯蓄の両立をすることですが、日本の学資保険は貯蓄性が低いのでオススメできません。貯蓄と保障を分けて別々に備えることで、どちらも学資保険より保障額と貯蓄性を高めることができます。

万一の保障はどの保険で備えるのが良いのでしょうか?

一般的には収入保障保険で良いと思います。年齢、喫煙の有無、健康状態によってコスパのよい商品は変わるので、下記から私に直接相談して頂ければ、あなたにとって1番良い保障と教育資金の備え方をアドバイス致します。

※直接相談(無料)

まとめ

  • 加入するのはやめよう
  • 契約している方は見直した方がいいので、お気軽にご相談ください(無料)
  • 日本では保障と貯蓄は分けて契約しよう(学資保険はしないで)

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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