次世代通信関連 世界株式戦略ファンド《愛称 : THE 5G》 〜三井住友トラスト・アセットマネジメント

こんにちは、K2 College大崎です。

今回は、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の実現に必須となる5G技術に着目し、純資産残高が6,500億円の「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド《愛称:THE 5G》」について解説します。

  • 5Gとは?
  • 5Gの普及で変わる、わたくしたちの生活
  • 自分で銘柄選定ができなければ、このファンドで運用するのもあり

5Gとは?

「5G」はTV CMでもよく耳にしますし、通信キャリアでも一部利用が開始されているかと思いますが、具体的にはどのようなものなのですか。

「5G」は5th Generationの略で、第5世代移動通信システムを表し、前世代(4G)に続くものですね。

4Gにおいては、通信速度が向上し、ビデオ会議やゲームなどの高速通信が必要なサービスにそのテクノロジーが貢献しましたが、5Gは通信速度が飛躍的に向上し、AIやVR、自動運転の発展に欠かせないものとされています。

通信速度は4Gの10倍と言われていますが、理論上は100倍にまでなるとされ、速度が向上するだけでなく、大容量のものを扱うこともできたり、多数同時接続も可能になったりと期待され、その開発が進んでいますね。

5Gの普及でわたくしたちの生活は変わる

5Gの普及が我々の生活を変えていくことはわかりました。

では、このファンドは、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」を実現させる取り組みをしている企業に投資するのですね。

このファンドは、次世代通信関連企業の中から、成長性や株価の割安度を検証したうえで銘柄を選定しています。

最新のマンスリー・レポート(2021年7月30日)で確認してみると、現在の組入銘柄数は48、組入上位10銘柄は以下の通りですね。

あたり前ですが、組入セクターは情報技術ばかりですね。
セクター別の内訳でも、情報技術が7割以上占めております。

自分で銘柄選定ができなければ、このファンドで運用するのもあり

こちらがこのファンドの基準価額の推移です。

直近のリターンは日本株市場の下落もあり思わしくないですが、2017年12月の設定来のリターンは89.13%、この1年では39.03%のリターンとまずまず。

現在の組入銘柄を見ても知らない企業がいくつもありますが、自分で銘柄選定をされない方であれば、このファンドで運用するのもありです。

コロナ禍で通信の重要性は高まりましたが、新型コロナウイルス感染症が収束した後もあらゆるモノがインターネットにつながるIoTの実現には5Gの普及は必要ですので、産業構造を変える可能性のある5G関連企業に期待したいですね。

ただし、このファンドは年率1.848%程度の運用管理費用(信託報酬)が掛かります。

最近は、信託報酬が安いiShares Cloud 5G and Tech ETF などのETFも出てきているので、これらの組入銘柄や実績を確認して、乗り換えたりしても良いでしょう。

まとめ

  • 5Gの普及でわたくしたちの生活は変わる
  • 自分で銘柄選定ができなければ、このファンドで運用するのもあり
  • ただし、信託報酬が安いETFに乗り換えるのもひとつ

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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