こんにちは、K2 College 松本です。
今回は、DMM少額短期保険の定期保険「DMMほけん(引受基準緩和型死亡保険)」を解説します。
持病があるので、一般の保険に入れませんが、葬式代くらいは備えておきたいです。
そもそも定期保険という商品が必要かどうかも考えてください。死亡保障の備え方は定期保険以外にもあります。
- DMM少額短期保険はDMM.comのグループ会社
- 引受基準緩和型の定期保険
- 保険料が高すぎる更新型の定期保険
- 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。
DMM少額短期保険はDMM.comのグループ会社
会社概要
2020年9月にDMMグループが「医師が考えた少額短期保険株式会社」子会社化し、2020年10月に「株式会社DMM少額短期保険」に商号変更した少額短期保険の会社です。
DMM.comと言えば、日本のエンターテイメント企業で、アダルトビデオの販売、動画配信で急成長を遂げ、動画配信事業とオンラインゲーム事業、FX等の金融サービスを主力として、オンライン英会話サービス、モノづくり支援事業、通販、オンラインレンタル、電子書籍配信事業、太陽光発電事業、アミューズメント事業、フットボール事業、VAPE事業、MVNO事業、オンラインサロン事業、アニメーション事業、仮想通貨関連事業など約40以上のサービスを展開している。
設立:2008年2月21日
資本金:2.8億円(2022年3月31日時点)
総資産:1.7億円(2022年3月31日時点)
従業員:45名(2022年3月31日時点)
保有契約件数:247,622件(2022年3月31日時点)
格付情報
なし
ソルベンシーマージン比率
1,440.5% (2022年3月末時点)
DMMって保険事業もしていたんですね!
2020年に子会社化したばかりで、少額短期保険という分野なので、認知している人はほとんどいないでしょう。ただ得意のWEBマーケティングとシンプルな商品で契約者数を伸ばしているようです。
引受基準緩和型の定期保険
契約概要
商品名:DMMほけん(引受基準緩和型死亡保険)
正式名称:引受基準緩和型死亡保険
被保険者年齢:20歳〜85歳
保険期間:1年更新(最長99歳まで)
払込期間:保険期間と同じ
払込頻度:月払、年払
保険金額:100万円、200万円、300万円から選択
告知:引受基準緩和型 *1
*1 告知内容は下記。
保障内容
被保険者が死亡した時に保険金額を受け取って契約終了です。ただし責任開始日から6ヶ月以内の死亡した場合は保険金額が50%になります。
*下記のような高度障害状態では受け取れません。
- 両眼の視力を全く永久に失ったもの
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
- 中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
- 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
商品解説
引受基準緩和型で1年更新の定期保険です。保険期間中に死亡したら保険金が支払われますが、責任開始日から6ヶ月以内の死亡した場合は保険金額が50%になります。後発の保険会社ですが保険料は安くないどころか高いです。ただし、「85歳まで申し込みができる」「99歳まで更新できる」という点は他社にはない特徴と言えます。
更新していくと保険料も上がるんですよね?
5歳刻みで保険料は上がります。高齢になれば保険料が高いので逆ザヤがおきます。
保険料が高すぎる更新型の定期保険
契約例を見ていきましょう。
契約例
60歳 男性
死亡保障:200万円
保険期間:1年更新
払込期間:保険期間と同じ
払込頻度:月払
保険料:7,090円
他社だと同じ保障額で6,000円を切るのでシンプルに高いです。しかも他社は10年更新ですが、DMMは1年更新で5歳刻みで保険料が上がるので更に割高になります。かと言って告知が他社以上に緩いわけではないので、商品としての優位性はないですね。
加入する前に気づけてよかったです。
60代であれば終身保険という選択肢の方が保険料も上がらないので良いと思います。
ただし、日本の終身保険(外貨建も含む)はコスパが悪いので、貯蓄と死亡保障の両立ができる海外の終身保険を選択肢にいれてください。海外であれば総支払保険料の3〜7倍もの死亡保障がありながらも実質利回り4〜6%ほどで運用もできます。
詳しくは下記の入門書をダウンロードして一読ください。
※『海外保険入門書(マニュアル)』はこちら(無料)【NEW】
契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。
人生100年時代と言われる現代では更新型の保険では不利になる可能性が高いので見直したほうがいいでしょう。ただそれなりの年齢になれば、小さな死亡保障よりも長生きの為の貯蓄や資産運用の方が重要だと思います。持病を持っていたとしても医療技術は進歩していますから、簡単には死なない時代です。まずは現状を把握して何に対して備える必要があるのか、そして優先順位をつけて対策をしていきましょう。
貯蓄や資産形成ではどのような商品がオススメですか?
年齢、職業、資産状況、健康状態によって、最適なプランは変わりますので、私に直接ご相談ください。
※直接相談(無料)
まとめ
- 更新型の保険は見直そう!
- 海外の終身保険や新海外個人年金も選択肢に入れよう!
- 今の契約を見直した方がよいかは、内容を見て個別に判断するので、お気軽にご相談ください(無料)
また日本の終身保険では無理ですが、海外の終身保険では実質利回り5%以上で資産形成をしながら、死亡保障も備えることが出来るものがあります。詳しくは下記の入門書をダウンロード(無料)して一読ください。
※【入門書】家族のために死亡保障を準備するための入門書
また教育資金準備や貯蓄だけが目的の方は、下記の入門書を一読ください。
※【入門書】公的年金に依存しない自分年金を準備するための入門書
※【入門書】子供のためにベストな学資保険に入るための入門書
著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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