こんにちは、K2 College 松本です。
今回は、はなさく生命の引受緩和緩和型の特定疾病一時給付保険「かんたん告知はなさく一時金」を解説します。
持病があるですが、三大疾病で一時金が受け取れるということで加入しました!
最近の医療は入院が短くなっているので、一時金タイプのものが増えてきました。そもそもこのタイプの保険が必要かどうか、他社とはどういう違いがあるのかを確認していきましょう。
- はなさく生命は日本生命の100%子会社
- 引受緩和型で三大疾病の時に一時金が給付される保険
- やはり保険料は高い
- 契約はしない。加入している人は見直そう。
はなさく生命は日本生命の100%子会社
会社概要
2019年4月に日本生命保険相互会社の100%出資子会社として営業を開始。日本生命グループとして、当該マーケットにおける顧客ニーズを的確に捉えた商品を機動的に提供することを目的としている。社会環境やライフスタイルの変化を捉え、多様化するニーズに対応する新しい時代にあった魅力的な商品、サービスの提供に取り組んでいる。企業理念『新たな発想でお客様一人ひとりの人生をサポートし続ける』を掲げ、時代の変化に合わせた新たな価値提供を通じ、社会課題の解決や保険業界の発展に貢献するとしている。
設立:2018年7月2日
総資産:595億円(2022年3月31日時点)
保有契約高:8,373億円(2022年3月31日時点)
保有契約件数:247,622件(2022年3月31日時点)
格付情報
なし
ソルベンシーマージン比率
6,993.0% (2022年3月末時点)
初めて聞きましたが、日本生命の子会社なんですね!?
最近できた会社ですし、代理店販売、通信販売(郵送&WEB)をメインにしているので、認知度はまだまだ低いと思います。またはなさく生命は、格付けを取得していませんが、日本生命グループという後盾は大きな安心材料といえるでしょう。
引受緩和型で三大疾病の時に一時金が給付される保険
契約概要
商品名:かんたん告知はなさく一時金
正式名称:引受緩和型3大疾病一時給付保険(無解約払戻金型)
被保険者年齢:20歳〜85歳
保障範囲:特定3疾病
初回給付金型:初回2倍型、同額型
保険期間:終身
払込期間:60歳〜80歳満了(5歳刻み)、終身払
払込頻度:月払、年払
告知:引受基準緩和型 *1
*1告知内容
保障内容
主契約
被保険者が三大疾病になった時に一時金を受け取れます。初回受取額の違いで「初回2倍型」と「同額型」があります。
特約
引受緩和型がん一時給付特約
引受緩和型先進医療特約
引受緩和型抗がん剤・ホルモン剤治療特約
引受緩和型3大疾病保険料払込免除特約
商品解説
3大疾病になると一時金が受け取れます。1年期間が空けば、何度でも給付金を受け取れます。保険期間は終身ですが解約返戻金がないので、安い保険料で備えることができます。ただし、引受緩和型なので通常の「はなさく一時金」に比べるとかなり保険料は割高になります。主契約は初回給付金額を2倍にするか同額にするかという選択があります。あとは特約を付加するかどうかですね。
持病があるのであれもこれも付けたくなりますが、保険料が高くなってしまうので難しいです。。。
起こるかどうか分からない事象に対して考えるというのは非常に悩ましいと思います。保険料については、次のチャプターで確認しましょう。
やはり保険料は高い
契約例を見てみましょう。
契約例
30歳 男性
基本給付金額:50万円
給付金額の型:同額
払込免除:なし
保険期間:終身
払込期間:終身払
払込頻度:月払
保険料:1,970円
同社で引受緩和型ではない通常の「はなさく一時金」では同じ保障内容で1,115円なので約2倍ほど高くなります。まぁ引受緩和型なので仕方ないのですが、21年目以降は給付金額50万円を超える保険料を支払うことになります。受取額が数百万円とかならいいのですが、50万円程度でこの保険料を払うのは微妙ですね。それなら積立投資で20年掛けてしっかり増やす方がよっぽど有効に備えれるのではないでしょうか。また引受緩和型ですが、意外と告知は細かいことを聞いているので、通常版とあまり変わらないという部分もイマイチなポイントです。他社も含めて通常版に加入できるかどうかを判断してからの最終手段という位置づけですね。
持病があるからと思って通常版は見積もりすら取っていませんでした。
健康状態と告知内容によりますが、一度比較してみても良いと思います。
契約はしない。加入している人は見直そう。
引受緩和型は保険料の高さがネックですね。またそもそもこの分野の保障が必要かどうかも資産状況と照らし合わせて一度考えてみましょう。
保険の見直しと資産状況に合わせたアドバイスも頂きたいです!
個別にアドバイスしますので、下記の直接相談(無料)から私に直接ご相談ください。
※直接相談(無料)
まとめ
- コスパが悪い
- 今の契約を見直した方がよいかは、内容を見て個別に判断するので、お気軽にご相談ください(無料)
- この保障が必要かどうかも併せて考えよう!
また日本の終身保険では無理ですが、海外の終身保険では実質利回り5%以上で資産形成をしながら、死亡保障と長生きのリスクに備えることが出来る『インデックス型海外終身保険』があります。詳しくは下記の入門書をダウンロード(無料)して一読ください。
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著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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