Tracers S&P500トップ10インデックス（米国株式）〜日興アセットマネジメント

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は、S&P500指数の構成銘柄のうち、時価総額上位10社の株式に投資する「Tracers S&P500トップ10インデックス（米国株式）」について解説します。

動画解説

・S&P500指数の構成銘柄のうち、時価総額上位 10社の株式で構成される「S&P500トップ10指数（税引後配当込み、円換算ベース）」の動きに連動する投資成果をめざす。

・S&P500指数を10社に絞り込みながらも、構成銘柄は毎年見直す

10年前、米国の時価総額上位10社はS&P500指数の14%を占めておりましたが、現在では、その3分の1以上を占めています。

最近は、さらにそのスピードが増しており、ファクトセットのデータによると、6月24日時点で時価総額上位10銘柄が指数の37％を占めているとのこと。

少数の銘柄に集中投資をすることになりますのでリスクが高くなりますよね。

そうですね。
ただ、反面、高いリターンを目指すことができますから、どちらを優先したいかですね。

S&P500トップ10指数を構成する銘柄数は、限定的ながら、特定のテーマやセクターに縛られることなく、市場を牽引するトップ企業や勢いのあるセクターによって毎年再構築されます。

原則として毎年6月に構成銘柄の見直し（年4回は構成比率の調整）が実施され、その時々の強い企業を投資対象とすることができるということですね。

ちなみに、ちょうど先月6月21日に構成銘柄の見直しが行なわれ、

以下4銘柄が除外され、
・テスラ
・ユナイテッドヘルス・グループ
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・ケンビュー

新たに3銘柄が採用されました。
・イーライリリー
・ブロードコム
・JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー

現在におけるS&P500トップ10指数の構成銘柄と比率はこちらです。

「マグニフィセント・セブン」の一角であるテスラが除外されたのですね。

現時点での時価総額を見ても、テスラよりイーライリリーやブロードコムの方が高いですから、条件に基づいて入れ替えが行われたのではないでしょうか。

S&P500トップ10指数は、市場を牽引するトップ企業を中心に構成されています。

最新のマンスリーレポートで直近3年のS&P500トップ10指数と主な株価指数の推移を見てみると、大きな乖離が生じていることが分かります。

最近は特に、S&P500トップ10指数が主な株価指数をアウトパフォームしているのが確認できますね。

銘柄に幅広く投資するのではなく、10銘柄に集中投資をすることによって、相対的な値動きは大きくなっています。

「Tracers S&P500トップ10インデックス（米国株式）」は2024年5月16日に設定され運用を開始されておりますが、この2ヶ月弱だけで既に21.1%のプラスリターンとなっております。

S&P500に比べてこれだけリターンが高いと、リスクが高くなっても投資したくなってきました。

投資は基本、ハイリスク・ハイリターンです。
資産形成期であれば、それも一つの選択ですよ。

投資家それぞれの状況に合わせたアドバイスをいたします。
相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。

大崎真嗣: 投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。