ビットコインで4.1%の利息がもらえる「Xapo Bank」

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は、米ドルとビットコインの両方で預金することができる「Xapo Bank」について解説します。

  • 動画解説
  • 「Xapo Bank」とは
  • 米ドルとビットコイン預金
  • USDCとUSDTの両方の入出金に対応
  • デビットカード

動画解説

「Xapo Bank」とは

Xapo Bankはビットコインの普及期に誕生した企業で、元々はビットコイン専用のウォレットとセキュリティサービスを提供する企業として設立されました。

2021年にジブラルタルで銀行ライセンスを取得し、Xapo Bankとしての運営を開始。単なるビットコインウォレットから、預金や決済機能を提供する銀行としてのサービスを提供できるようになりました。

法定通貨と暗号資産を統合した最初のビットコイン対応銀行になったということですね。

Xapo Bankは従来の銀行とは異なり、融資を行わないために貸し倒れリスクがありません。
そのため、融資によるリスクを取らずに運用することが可能であり、信頼性の高い債券を選ぶことでリスク管理を徹底しています。

Xapo Bankは預金者から預かった資金を、主に米国債などの政府発行の債券に投資することで得られる金利収入を使って、預金者に利息を支払っています。

米国債の利回りは市場状況によって変動しますが、この金利収入で十分に運営と預金者への支払いをまかなえるよう設計されています。

米国債の利回りは下がることもあるでしょうし、債券の金利収入だけでビジネスモデルが成り立つとは思わないのですが。

会員からの口座維持費や取引手数料なども収入源となっております。
ビジネスモデル全体で利益を得ることができ、安定した運営を可能としているわけですね。

米ドルとビットコイン預金

Xapo Bankでは、米ドルとビットコインの両方で預金することが可能です。

米ドルの預金については、ローリスクの短期アメリカ国債に投資することで利息を確保しています。これにより、預金は安全かつ高い流動性が確保され、預金者はいつでも引き出しが可能です。

そして、こうした安全資産への投資により、預金者に対して利息を支払う仕組みが成り立っているわけですが、米ドルに対する利息は、年間利回り4.1%で、毎日計算されてアカウントに付与されます。

なお、この利息は通常、ビットコインで支払われますが、必要に応じてUSDに変換することもできます。ビットコインとして預金する場合、預け入れたビットコインには利息がつくため、ビットコインを保管するだけではなく、資産を増やすための手段としても活用可能です。

ビットコイン預金の利息は、市場の動向によって変動する可能性がありますが、現状、年利1%となります。

米ドル預金に対して年利4.1%がビットコインとして貰えるのは面白いですね。

そうですね。
それに預け入れたビットコインに対して年利1%の利息がもらえるのも面白いですね

USDCとUSDTの両方の入出金に対応

Xapo Bankは、ビットコインと米ドルの預金を持てる特徴がありましたが、USDC(USDコイン)とUSDT(テザー)といったステーブルコインを銀行のプラットフォーム内で利用できるようにし、暗号資産と法定通貨間の取引や利用がシームレスになりました。

USDCやUSDTは米ドルに連動したステーブルコインで、暗号資産市場の中で非常に安定した価値を保つよう設計されています。

これは、価格変動の激しいビットコインやイーサリアムなどと異なり、米ドルに安定して連動するステーブルコインを利用できる利便性をもたらします。

USDCやUSDTを使って銀行口座に入金したり、銀行口座から出金することができるようになったため、世界中からUSDCやUSDTを送金し、それをUSDに変換して預金することが可能ですし、BTC で取引したり、USD、EUR、GBP、USDC、USDT で支払いを行うことができます。

入金されるUSDCおよびUSDTにも利息は付くのでしょうか?

入金されるUSDCおよびUSDTはすべて自動的に米ドルに変換され、毎日の米ドル預金残高に対し年利4.1%の利息がビットコインで支払われます。

デビットカード

Xapo Bankはデビットカードを発行しており、世界中の Visa 加盟店で USD とビットコインで支払いすることができます。カードの限度額は50,000 ドルに設定されており、また1 日あたり 2,000 ドルまでATM での引き出しも可能です。

またXapoカードの取引すべてで1.1%のキャッシュバックが得られます。

通常、取引所に預けてある暗号資産で直接支払いをする事はできませんが、Xapo Bankであれば、デビットカードを利用することによって、預金しているUSDやビットコインをそのまま利用することができるため便利ですね。

米ドルやビットコインを保有しているので、ぜひ利用したいです。
Xapo Bankの会員になるにはどれくらいの費用が掛かるのでしょうか。

以前は年間150ドルだったのですが、今は年間1,000ドルになっておりました。
年4.1%の利息が付くとしても年会費を賄うにはUSD24,400の預金が必要ですね。

まとめ

  • Xapo Bankは米ドルとビットコインで預金することができる
  • 米ドル預金はビットコインで4.1%の利息がもらえる
  • デビットカードでUSDやビットコインをそのまま利用できる

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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