こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、ピクテ投信投資顧問 「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」について解説します。ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドは様々なアセット・クラスへの分散投資と投資戦略を活用し、市場環境に応じて資産配分を機動的に変更することにより、「負けない運用」を目指す投資信託になります。
マルチアセットアロケーションファンドですか。いまいちピンと来ません。詳しく教えてください。
次で詳しく解説していきますね。
- ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドとは?
- 投資先、組み入れ銘柄
- 直近1年で+6.45%、設定来+23.61%
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドとは?
高い運用力が期待できる戦略を選別し様々な資産に分散投資、ポートフォリオ効果を追求することで、リスクに対するリターンの向上を狙います。そして市場環境に応じて配分比率を機動的に変更します。また伝統的な投資とは異なるオルタナティブ戦略も活用し、下落リスクを低減しつつ、中長期的に安定した収益の獲得を目指す運用を心がけています。
なるほど、なんとなくですがわかりました。冒頭の「負けない運用」とは、要するに中長期で安定してリターンを得る為に考えられる戦略をすべて実施していく。というポートフォリオ戦略になっているわけですね。
ざっくり言うとそうなります。まとめて理解するのがうまくなってきましたね。
投資先、組み入れ銘柄
組み入れ上位銘柄こちら・・・
オルタナティブにも一部投資しているのが好感を持てますし、債券が多めに設定されている事も株式下落局面へのヘッジになっていますよね。
そうですね。おっしゃる通りです。次で説明する基準価額の推移も一緒に確認しましょう。
直近1年で+6.45%、設定来+23.61%
投資信託としての設定は2013/12/12設定になります。運用は8年程度ですが、設定来+23.61%、この1年では+6.45%のプラスになります。たしかに安定はしていますがパフォーマンスについて疑問がありますね。
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドを購入する際には最大3.85%の購入手数料、毎年の信託報酬も1.1275%かかります。
うーんそうですね。これだけ他にも上昇している投資信託、ETFがある中で負けない事は理解できますが、機会損失が発生している気がします。あとアクティブファンドである為、手数料も高めですね。
そうですね。私の見解も一緒です。インデックスでもかなりの利益が出ていた相場状況なのに、負けない事を重視しすぎていて相場上昇の恩恵を受あまり受けられていません。率直にもったいないです。ただし、もしこちらに投資される方がすでに一定以上の資産があり、今ある資産を減らさない事を重視する方の場合にはアリかなと思います。富裕層のインフレ対策というイメージです。
【まとめ】これから資産形成をしていきたい方はこちらに投資するのは止めましょう
よくわかりました。
年齢が若い方は特に時間の恩恵を受け取れます。少額から積立投資できる投資先もありますので、是非お問い合わせください。
まとめ
- ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドは分散投資、ポートフォリオ戦略により「負けない運用」を目指すアクティブファンドの投資信託
- 投資しないリスクより投資するリスクをとろう
- リスクを取って、時間を味方に投資しよう
オフショアからもベンチマーク以上のパフォーマンスのファンド、ヘッジファンド、オルタナティブへ投資することができます。オフショア投資についてはこちらを参考にしてください。
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著者プロフィール
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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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