こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、債券にレバレッジをかけて高利回り獲得を目指すSOMPOアセットマネジメント「債券パワード・インカムファンド」について解説します。
今回は債券でレバレッジですか。詳しく教えてください。
運用方針、組入銘柄など解説していきますので一緒に勉強しましょう。
- 債券パワード・インカムファンドとは?
- 投資先、組み入れ銘柄
- 直近1年で-2.09%、3年で-29.45%
債券パワード・インカムファンドとは?



米国の4種類の債券に分散投資を行い、レバレッジを活用することで相対的に高い利回りの確保を目指す戦略となっていて、市場環境に応じて機動的にリスク(レバレッジ)をコントロールします。通常、株式に対してリスクが低い債券ですが、その債券にレバレッジをかける事で安定的に高利回りを狙っていく戦略です。またこちらのファンドは適格機関投資家向けファンドに個人投資家が投資できるようにアレンジされたファンドになります。
株式にレバレッジは聞きますが、債券にレバレッジですか。
はい、そうなんです。債券に投資すれば定期的に利息がもらえますよね?レバレッジをかけている分リスクも増えますが、もらえる利息も増えるイメージです。
投資先、組み入れ銘柄

適格機関投資家向けファンドだからか、詳細な投資先は資料から確認する事ができませんでした。投資資産比率を見ると、現在このファンドで設定している最大500%のレバレッジをかけて投資されています。
2月、3月と比率はほぼ変わりませんね。肝心の騰落率はどうでしょうか?
次で解説していきますね。
直近1年で-2.09%、3年で-29.45%



こちらのファンドは資産成長型と毎月分配型がありますが、今回は資産成長型の数値で解説します。直近1年で-2.09%、3年で-29.45%の騰落率になります。資産成長型なので分配金が出ないのは理解できますが、基準価額も大幅に下落しています。

購入手数料は3.3%、毎年の管理費用は1.749%程度、その他手数料もかかります。
手数料がかなり高めですし、レバレッジの効果が大きくマイナスに寄与していて、4年ちょっとで設定来マイナス40%を超える騰落率になっています。これはとても投資できないですね。
そうですね、たしかに様々な事象から債券価格が下落する場面がありましたが、下落中のファンドにレバレッジがかかっているとこうなるという悪い勉強材料ですね。こういうファンドもあると勉強しておきましょう。
【まとめ】投資するファンドを正しく選定しよう
いかがでしたでしょうか。債券にレバレッジをかけて高利回り獲得を目指すSOMPOアセットマネジメント「債券パワード・インカムファンド」を取り上げて解説してみました。投資に慣れてきたら、外貨で海外での投資も検討していきましょう。
よくわかりました。
我々のようなIFAに相談して、正しい投資先を選定しましょう。
まとめ
- SOMPOアセットマネジメント「債券パワード・インカムファンド」は債券にレバレッジをかけて高利回り獲得を目指すアクティブファンド
- 円はリスクということをしっかり考えよう
- ポートフォリオのバランスを考え、時間を味方に投資しよう
2023年の調整相場以降はショート(空売り)のできるヘッジファンドと株式相場と相関性の低いオルタナティブへの投資をしましょう。ただこの二つは国内ではほとんど取り扱いがないので、直接海外(オフショア)へ投資をしましょう。
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著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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