マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来) 〜マネックス・アセットマネジメント

こんにちは、K2 College編集部です。

今回は、対話を通じて日本企業の変化を促進するマネックス・アセットマネジメント「マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)」について解説します。

アクティビストってなんでしたっけ?たしか企業にああしろこうしろって無理を言う投資家というイメージなんですが。

アクティビストはいわゆる「物言う株主」です。会社の株式を一定以上保有し、利益の最大化を目指すことを目的に、投資した会社の経営陣へ積極的に提言を行う投資家の事です。海外資本の会社では、エリオット・マネジメントやサード・ポイントなどがニュースでたまに出てきますね。今回のファンドは日本企業に対して、対話を通じて変化を促し、投資先の価値を上げる事によりファンドの基準価額を最大化していきます。運用方針など解説していきますので一緒に勉強しましょう。

  • マネックス・アクティビスト・ファンドとは?
  • 投資先、組み入れ銘柄投資先(ポートフォリオ)
  • 直近1年で1.12%、設定来28.47%

マネックス・アクティビスト・ファンドとは?

企業分析を実施し、潜在的価値に対して現在価値が割安な会社に対して、対話を通じて企業価値、株主価値の向上を提案していきます。

なるほどです。対話を通じてというのがポイントですね。海外のアクティビストみたいに無理難題を押し付ける感じがしません。

もちろん投資先企業にも事情や理由があってできない事もあると思いますが、株主(マネックス・アセットマネジメント)から対話を通じて変革を提案していく事がポイントです。

投資先(ポートフォリオ)

具体的な投資先については非開示となります。理由についてはレポートからその理由がわかります。

ある程度結果が出ている企業はIRが出ていますので把握することができます。今のところIRから読み取れる企業には株式会社セプテーニ・ホールディングス、株式会社NIPPO、ジャフコグループ株式会社の3社が確認できます。

なるほどですね。あとはその変革提案がどの程度株価向上に寄与できたかですね。

次で基準価額を見ていきましょう。

直近1年で1.12%、設定来28.47%

まだ設定されて2年経過していませんが、直近1年で+1.12%、設定来+28.47%のプラスになります。

購入時手数料3.3%、毎年の管理費用は年2.2%程度かかります。またアクティビストファンドらしい要素ですが成功報酬があります。基準価額が最高値を上回った場合、上回った基準価額に対して口数に応じた22%が手数料に追加されます。(ハイウォーター・マーク方式

そうですね。日本では新しいタイプのファンドというのはよくわかりました。まだ設定されてから年数経過していないので、今後を見守りたいと思いました。

そうですね、純資産を見ても185億円程度になりますし、米国利下げの影響を見極めつつ、もう少し年数を経過してデータが見えてから改めて検討するというイメージで問題ないと思います。ただし投資先が日本株であるという点は注意が必要です。

【まとめ】新しいファンドにすぐ投資するのはやめよう

いかがでしたでしょうか。対話を通じて日本企業の変化を促進するマネックス・アセットマネジメント「マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)」を取り上げて解説してみました。新しいタイプのファンドは目新しさがありますが、その分実績値がわかりにくい傾向にあります。すぐに投資をせず、データが出るまで見守りましょう。待つのも相場です。

よくわかりました。

現金で持つことの機会損失が気になる場合は、我々のようなIFAに相談して投資しましょう。

まとめ

  • マネックス・アセットマネジメント「マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)」は対話を通じて日本企業の変化を促し株式価値向上につなげる日本株ファンド
  • 円はリスクということをしっかり考えよう
  • ポートフォリオのバランスを考え、時間を味方に投資しよう

今年(2022年)の調整相場以降はショート(空売り)のできるヘッジファンドと株式相場と相関性の低いオルタナティブへの投資をしましょう。ただこの二つは国内ではほとんど取り扱いがないので、直接海外(オフショア)へ投資をしましょう。

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