SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF(SPYD)

こんにちは。K2 College大崎です。

先般、米国高配当ETFの御三家といわれる「VYM」「HDV」「SPYD」のうちVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)HDV(iShares Core High Dividend ETF)を紹介してきましたが、

今回はSPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)紹介したいと思います。

  • SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF(SPYD)概要
  • 構成銘柄とセクター

SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF(SPYD)概要

SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETFは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・マネージメント INC.が運用する上場投資信託(ETF)で、高水準の配当収入と元本成長の機会を追求する低コストETFです。

S&P500高配当指数(S&P 500 High Dividend Index)をベンチマークとし、S&P500高配当指数と同等の投資成果を追求することを目指します。

同インデックスは、S&P500指数を構成する銘柄のうち、配当利回りの上位80銘柄のパフォーマンスを計測する指標です。

構成銘柄とセクター

このETFはS&P500高配当指数と同等の投資成果を追求することを目指しておりますが、S&P500指数を構成する銘柄のうち、配当利回りの上位80銘柄を規模にかかわらず均等に加重されております。

こちらは2023年2月13日時点の組入上位10銘柄ですが、「VYM」や「HDV」がよく名前を見る企業で構成されてきたのに比べ、こちらはあまり見ない企業も多いのではないでしょうか。

こちらは、2023年02月13日現在のセクター別構成比率ですが、不動産、金融、公共事業の割合が大きいですね。

VYM(440銘柄)は幅広いセクターで構成されておりましたし、HYD(75銘柄)はエネルギー、ヘルスケア、情報技術の3つのセクターの比率が大きかったですが、それぞれのETFで特長が出ております。

運用実績

概要で設定来リターンは38.83%年平均リターンは5.86%と纏めてありますが、こちらのETFは、「高水準の配当収入」と「元本成長の機会を追求する」と謳っているわけですから、もう少し元本成長の機会を追求して欲しいですね。


ちなみに、以下はS&P 500指数とトータルリターンを比較したグラフです。

複利効果を生かして長期運用をされる方であればS&P500指数で運用される方が良いですね。

ただ、このETFを検討している方は「高水準の配当収入」を目的しているでしょうから、
高配当は維持して欲しいですね。

現在の配当利回り(過去12ヶ月分配金利回り)は4.72%あります。

口数を増やしていけば受け取る配当金も増えていきますが、SPYは配当金が減配となることも多いので、それを踏まえた上で投資してくださいね。

年末配当利回り(配当金÷株価)を見ると配当利回りは高いですから、やはりこの高配当が魅力で投資する方は少なくないでしょう。

配当金が欲しい方や、50代に入られたような投資家であれば、毎年、配当金を受け取れるというのは精神的にも安心かと思います。

将来の値上がり益(キャピタル・ゲイン)を得ることができるのは1回だけですが、配当金(インカム・ゲイン)は年4回も得ることができます。

口数を増やしていけば、不足する公的年金を補う役割を担ことができますしね。

まとめ

  • SPYDは高配当が貰えるETF
  • 減配もあるので、それを踏まえた上で投資すること

それぞれの年齢や置かれている環境によって、選択すべきファンドは異なります。
適したファンドのアドバイスをしますので、希望される方は、こちらからお問合せください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/10595/trackback