明治安田生命、団体保険3社を買収 米国事業拡大

こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回は明治安田生命が米国事業拡大のために3つの保険会社を買収したことについてお伝えします。

  • 明治安田生命の業績
  • 海外事業拡大は何のため?
  • 海外に目を向けると良い商品がいっぱい

明治安田生命の業績

明治安田生命の直近の業績を見てみましょう。

主な財務データ一覧

単体とグループに分かれていますが、グループには「スタンコープ社」をはじめとした明治安田生命グループの子会社等の業績を加えた数字になります。2020年度はコロナの影響で大きく売上が下がっていますが、2021年には少し戻しています。ただ単体としてみると保有契約高の「個人保険」と「個人年金保険」が年々減少しています。満期を迎えた契約が抜けていきますが、それ以上に新規の契約が獲得出来ていないことが要因でしょう。今はお客さん自身で情報をいくらでも収集できる時代ですから、ネットで調べればどの商品が良いかある程度は判断できます。また代理店などを通して各社を比較してから加入するのが主流になっているので、昔からの生命保険募集人による営業だけでは成約に至らないケースが多々あるのではないでしょうか。そして比較をされると漢字系生保(日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命など)は、スペックで劣るので自然と離れていっているのでしょう。

たしかに代理店では2,3社の商品を比較して、自分に合った商品を選択しました。

実際、それが一番賢い手段だと思います。中には手数料狙いで無茶苦茶な提案をする人もいるので、全てを鵜呑みにせずセカンドオピニオンをすることも大事です。
※セカンドオピニオン(無料)

海外事業拡大は何のため?

明治安田生命は2023年3月29日に下記のことを公表しました。

明治安田生命保険相互会社の米国子会社である「スタンコープ社」と米国で主に団体医療保険を手掛ける大手保険会社「エレバンス社」は、スタンコープ社によるエレバンス社の団体保険事業を営む子会社3社の買収および両社の営業基盤を活用した販売提携契約の締結について合意しました。

スタンコープ社は、2016年3月に当社が完全子会社化した団体保険分野に強みを持つ 米国の生命保険会社で、これまで団体生命保険・就業不能保険事業、団体年金事業を中心 に規模拡大と収益性向上に取り組んでまいりました。

今般のエレバンス社子会社の買収と販売提携により、団体保険事業における顧客基盤強化と
事業効率化等の効果が見込まれ、スタンコープ社のさらなる成長に寄与するものと考えて
おります。

当社は海外保険事業分野を成長の原動力の一つとして位置づけ、2027年度までに基礎
利益相当額で800億円以上とすることを目標に掲げています。今後も、当社グループの
主要子会社であるスタンコープ社の既存事業の強化を中心に新規投資の調査を推進し、
いっそうの成長と収益拡大をめざしてまいります。

明治安田生命保険相互会社 広報部より

現状の「スタンコープ社」の基礎利益は下記です。

2021年も基礎利益が下がり続けているので、何かしら手を打たないといけないという思いもあったでしょう。ただ、一番の理由は「安定成長が続く米市場での事業拡大を進めたい」という理由だろう。日本の大手生命保険会社(特に漢字系生保)は数年前から海外の保険会社を続々と買収して子会社化しています。日本の顧客も賢くなっているので、今までの商品では売上が減少してしまう危機感を感じているのかもしれないですね。

やはり外資系保険会社やネット系保険会社の方が商品のコスパはいいのでしょうか?

そうですね!また次のチャプターでお話しますが、海外に目を向けるともっと良い商品が沢山あります。

海外に目を向けると良い商品がいっぱい

保険商品も日本という狭い枠で考えず、少し視野を広げるだけで、利回りが良く、死亡保障も沢山上乗せしてくれる海外保険商品があります。日本の生命保険会社も安定成長している海外の保険会社に目をつけているのですから、それを自分で先取りした方が賢いですよね。回り回って中間マージン抜かれるより、メーカーと直接取り引きした方がメリットが大きいのと同じです。

海外であろうが日本であろうが保険という仕組み自体は、ほぼ一緒なので全然難しくありません。また日本で米ドル建保険商品を契約するのと、海外保険会社で米ドル建保険商品を契約するなら為替リスクは全く同じです。同じ通貨で保有するなら金利が高く利回りの良いところに預ける方がいいに決まっています。

代理店の方に一番良いものを勧めて頂きましたが、海外の保険会社という選択肢はありませんでした。どのような商品か興味があります!

下記のお問い合わせから「海外保険商品資料希望」とご連絡ください。
※お問い合わせ(無料)

まとめ

  • セカンドオピニオンも大切!
  • 日本の保険会社も海外を見ている。
  • 私達も海外に目を向けよう!
  • 海外保険を上手く活用しよう!

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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