コストの高い日本の投資信託

こんにちは、K2 College大崎です。

先日、クライアントがすでに利用されている「オフショア資産管理口座」からBaillie Gifford Long Term Global Growth Investment Fund に投資されました。

このファンドはその名の通り、世界長期成長株で運用するファンドですが、2017年4月の設定以来、順調に基準価額は上昇しており、同じ世界成長株のカテゴリーに対して、かなりアウトパフォームしております。

なぜ、この事例を取り上げたかというと、実は、このファンドには投資信託から投資できるのですよね。

以下、商品として購入できます。

ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド「愛称 : ロイヤル・マイル」

ただ、中身がまったく同じかというと少し違います。

まず、「ロイヤル・マイル」の場合は、マネー・マーケット・ファンド(MMF)でも運用しております。

マネー・マーケット・ファンドは、格付けの高い債券やCPなどの短期金融商品を中心に運用され、
リスクの軽減や資金の流動性の確保が図られています。

そして、「ロイヤル・マイル」の場合は、年1回の決算時に分配金が払い出されますから、
その分、基準価額は減ります。

また、「ロイヤル・マイル」の場合は、上限3.30%の購入時手数料を販売会社へ支払う必要がありますし、
年率1.5895%の運用管理費用(信託報酬)が掛かります。

それに加え、運用報告書、各種目論見書、毎月の月報など、日本語で作成する必要があり、
目に見えないコストがロイヤル・マイルには掛かっています。

Baillie Gifford Long Term Global Growth Investment Fundへ直接投資すれば、これら余分な費用を負担することもないので、その分、リターンとなって跳ね返ってきますよね。

それが長期ともなれば、かなり大きな差になってくるのではないでしょうか。

世界中の株や債券、オフショアファンドだけなく、基本、ISIN(International Securities Identification Number)という全世界共通の12桁の証券識別コードがあれば、「オフショア資産管理口座」から投資できますので、
みなさんも無駄なコストを減らして、その分、リターンを増やしてください。

ちなみに、今回のクライアントが投資されたBaillie Gifford Long Term Global Growth Investment FundのISINコードはGB00BD5Z0Z54で、投資通貨はGBPです。

オフショア資産口座内に働いていないGBPがあったので、その資金に働いてもらうことにしました。

わざわざコストの高い日本からの投資に拘らず、世界に目を向けられると良いですよ。

詳しくはこちらの入門書(マニュアル)をご覧ください。

※『オフショア資産管理口座入門書(マニュアル)』はこちら(無料)

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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