朝日生命 保険王プラス スマイルキッズ

こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回は朝日生命の子供向けパッケージ型保険保険王プラス スマイルキッズを解説します。

保障もありながら積立もできるということで加入しました。

いきなり結論ですが、すぐに見直しましょう。保障部分は割高ですし、積立も全く増えません。

  • 動画解説
  • 朝日生命は国内2番目の生命保険会社
  • 子供向けのパッケージ型保険
  • 割高で貯蓄性もない。1つも良いところが見つからない。
  • 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

動画解説

朝日生命は国内2番目の生命保険会社

会社概要

1881年設立の有限明治生命保険会社(現:明治安田生命)に続き、1888年に国内2番目の生命保険会社として設立。戦前は大手5社(明治生命、日本生命、第一生命、千代田生命、朝日生命保険(当時は帝国生命保険))、戦後は大手8社(日本生命、第一生命、明治生命、住友生命、安田生命、千代田生命保険、三井生命、朝日生命)の一角を担ってきた。

しかし、1990年代の生保危機あたりから週刊誌などで度々経営危機が取り沙汰され、2001年にミレアホールディングス(現:東京海上ホールディングス)との経営統合を発表するも白紙撤回。
団体保険分野から事実上撤退し、個人保険分野へ経営資源の集中を図ったが振るわず経営規模は大きく縮小。

設立:1888年3月1日
総資産:5兆5,041億円(2022年3月末現在)
保有契約高:16兆7,631億円
従業員数:4,047名(職員)、14,002名(営業職員)

格付け

JCR:BBB+ (2022年3月時点)
R&I:BBB (2022年3月時点)
Fitch:BBB+ (2022年3月時点)

ソルベンシーマージン比率

954.9%(2022年3月末現在)

明治生命に続いて誕生した保険会社だったんですね。リーマンショック後に危ないんじゃないかと言われてましたが、今はどうなんでしょうか?

日本の保険会社はバブルを経験してますので、リーマン後はAIGグループ以外は大きな影響を受けた保険会社は少ないと思います。ただ、保険の内容は酷いものばかりですが。。。

子供向けのパッケージ型保険

契約概要

商品名:保険王プラス スマイルキッズ
正式名称:利率変動型積立保険
プラン:医療重視プラン、積立プラン
保険期間:終身または更新型
払込期間:終身払
払込頻度:月払、半年払、年払

プラン

医療重視プラン

積立プラン

商品解説

積立、医療保険、死亡保障のパッケージ商品です。上記のプランの特長はHPに記載されているものですが、順番が入れ替わっただけで同じことを説明しています。元々は朝日生命の主力商品である「保険王」という組立保険の子ども版として分かりやすい2種類のプランを用意しているだけです。積立部分は貯蓄になりますが、微々たる金利しかつきませんし、死亡保障や医療保険の掛け捨て部分はめちゃくちゃ割高です。単純に高いので加入しているかたは即見直しましょう。

親から朝日生命の担当者を紹介してもらって家族全員加入しています。

全員見直した方がいいでしょう。親御さんはお付き合いがあるのかもしれませんが、その人のために数百万、数千万円も保険料を無駄に払うのは勿体ないです。

割高で貯蓄性もない。1つも良いところが見つからない。

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契約例を見ていきましょう。

契約例:医療重視プラン

保障内容

保険料例

保障内容に対して保険料が高すぎます。2倍くらい高く設定されており、明らかに情弱ビジネスですね。

契約例:積立プラン

保障内容

保険料例

積立金の推移(3歳男性 積立金額4,000円)

これまた増えなさすぎて驚愕です。20年も積み立てして950円(0.09%)しか増えません。

この数字を見ると気が進まないですね。

気の問題ではありません。絶対に契約してはいけません。お子さんの学資準備でしたら、海外積立(元本確保型プラン)でしてください。20年積み立てると最低でも60%増えて受け取れます。500万円積み立てたら800万円を受け取れるということです。

契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

保障部分の保険料は割高で、積立部分は増えないということで、全くおすすめできません。加入している人は、最速で解約しましょう。

家族全員で見直したいと思います。どうしたらいいでしょうか?

ご家族の状況によって、ベストな商品は変わりますので、私に直接ご相談ください。
※直接相談(無料)

まとめ

  • 保険料は割高で、貯蓄性もない。
  • 学資準備は海外積立(元本確保型プラン)で!
  • 今の契約を見直した方がよいかは、内容を見て個別に判断するので、お気軽にご相談ください(無料)

また日本の終身保険では無理ですが、海外の終身保険では実質利回り5%以上で資産形成をしながら、死亡保障も備えることが出来る『インデックス型海外終身保険』があります。詳しくは下記の入門書をダウンロード(無料)して一読ください。
※【入門書】家族のために死亡保障を準備するための入門書

また教育資金準備や貯蓄だけが目的の方は、下記の入門書を一読ください。
※【入門書】公的年金に依存しない自分年金を準備するための入門書
※【入門書】子供のためにベストな学資保険に入るための入門書

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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