楽天証券国内株式手数料無料化

楽天証券

こんにちは。K2 College編集部鈴木翔馬です。

2023年8月31日に、楽天証券が公式サイトにて国内株式手数料無料化を告知しました。ただし、無条件で手数料が無料となるわけではないようです。

今回の記事では、楽天証券国内株式手数料無料化について解説します。また、手数料無料化と同時に始まるポイント還元制度についてもお話します。証券会社選びで悩んでいる方は参考にしてください。

今から株式投資を始めるなら楽天証券がおすすめですか?

証券会社ごとに異なる強みを持っているため、手数料だけで判断するのは望ましくありません。実際に証券会社を選ぶためには、より多角的に情報を集める必要があります。

  • ”ゼロコース”プログラムの概要
  • ”超割コース 大口優遇”の概要
  • ”新手数料ポイント”プログラムもスタート
  • これから国内株取引を始めるなら楽天証券もアリ

”ゼロコース”プログラムの概要

10月1日(日)より国内株式(現物/信用)取引手数料が無料に

2023年10月1日(日)から始まる楽天証券”ゼロコース”プログラムでは、国内株式(現物/信用)取引手数料が10月2日(月)約定分より、約定代金にかかわらず無料となります。同時に、かぶミニ®の売却手数料の無料サービスも始まります。

ゼロコースへの変更にはSOR/Rクロスの利用が必須

まず「SOR」と「Rクロス」の意味を確認しましょう。

SOR複数の市場から最良の市場を自動で選び注文を執行する制度
Rクロス楽天証券の利用者同士の売り注文と買い注文がマッチした際にToSTNeT市場にて売買を成立させるシステム

SOR/Rクロスを利用しないと、国内株式取引手数料の対象とはならないため要注意です。

ゼロコースに変更するデメリットはありますか?

SOR/Rクロスの利用が必須となりますが、特にデメリットはないようです。

”超割コース 大口優遇”の概要

条件達成で(現物/信用)取引手数料無料orポイントバック

楽天証券”超割コース 大口優遇”では、以下の取引金額に限り、取引手数料が無料となります。

現物取引10万円まで
信用取引上限なし
参照:楽天証券公式サイト

また上記の取引金額を超過し、取引手数料が無料とならなかった場合は、手数料の2%がポイントバックされます。

大口優遇の達成条件

下記のうち、いずれかの条件を達成することで、信用取引は翌営業日、貸株・投資信託は翌月より3ヶ月間大口優遇が適用されます。

信用取引・当日の新規建約定金額の合計:3,000万円以上
・当日15:30時点での信用建玉残高:3,000万円以上
・前月26日~当月25日の新規建約定金額の合計:3億円以上
貸株毎月26日~翌月25日の平均残高:3,000万円以上
投資信託毎月26日~翌月25日の平均残高:3,000万円以上
参照:楽天証券公式サイト

条件達成のハードルは、投資初心者にとっては高そうですね。

数千万円の投資資金を用意できる方は多くないですね。小さく投資を始めたい方はゼロコースプログラムを選択したほうがよさそうです。

”新手数料ポイント”プログラムもスタート

取引手数料の1~2%がポイントバック

ゼロコースプログラムと同時に、取引手数料の1~2%がポイントバックされる”新手数料ポイント”プログラムも始まります。なお、ゼロコース加入者の方もポイントバックの対象です。

対象取引とポイントバック率

新手数料ポイントプログラム対象取引とポイントバック率は、以下の表のとおりです。

国内株取引手数料コース米国株中国株アセアン株先物・オプション金・プラチナ
ゼロコース1%1%1%1%1%
いちにち定額コース1%1%1%1%1%
超割コース1%1%1%1%1%
超割コース(大口優遇)2%2%2%2%2%
参照:楽天証券公式サイト

ゼロコース加入者でもポイントバックされる、というのがわかりにくかったです。

ゼロコース加入者が手数料無料となるのは、あくまで国内株式取引の場合です。その他の取引では通常どおり手数料がかかりますが、新手数料ポイントバックプログラム開始以降はポイントが付くため、従来よりもお得です。

これから国内株取引を始めるなら楽天証券もアリ

手数料の安さは、証券会社選びの重要なポイントの一つです。今回のプログラムが気になる方は、楽天証券を選択肢の一つとするのもよいでしょう。

証券会社を選ぶ際、手数料以外にはどのような点に着目すればいいですか?

例えば、取扱商品の豊富さやサービス充実度、ツールの使いやすさなどがおもに挙げられます。

まとめ

  • ”ゼロコース”プログラムへの変更で国内株式(現物/信用)取引手数料が0円に
  • ”超割コース 大口優遇”では取引手数料無料orポイントバック
  • ”新手数料ポイント”プログラムでは取引手数料の1~2%がポイントバック

初心者の方が自身に合った証券会社を選ぶのは難しいかもしれません。お困りの際は無料相談にてお話を伺いますので、ご希望の方はこちらからご連絡ください。

著者プロフィール

鈴木 翔馬
鈴木 翔馬
フリーランスの金融ライターとして活動中。
記事執筆本数は累計1,000本以上で、様々な金融系メディアにて記事執筆および監修経験あり。
保有資格は「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」

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