新NISA1,800万円運用でFIRE

FIRE

こんにちは。K2 College編集部鈴木翔馬です。

新NISA口座に早いタイミングで上限である1800万円を入金できれば、FIRE実現も可能だと考える人もいるのではないでしょうか。実際のところ、確かに新NISA口座を活用したほうが有利かもしれませんが、新NISA口座単体でのFIREは厳しいと考えられます。本記事では新NISA口座での1,800万円運用とFIREについて解説します。

FIREは厳しいのですね。がっかりです。

これはあくまで新NISA口座単体での話ですよ。1800万円では足りないというだけであり、元手をより大きくできればFIREは実現可能です。

  • 新NISA1800万円運用でFIREは可能か
  • 新NISA1800万円運用でFIRE実現を近づけるポイント
  • 新NISA制度がFIRE戦略に及ぼしうる可能性
  • FIREを実現したいなら新NISAプラスアルファの資産運用を

新NISA1800万円運用でFIREは可能か

疑問

新NISA口座で1800万円を運用するだけでは、FIREは厳しいと考えられます。 実際に1,800万円を20年間、年利5.0%で複利運用したとしても約4900万円にしかならず、これだけで仕事を完全に辞めるのには不安があります。もちろん新NISAの税制優遇制度により、FIRE実現の可能性アップは見込めるため、特定口座と併用するのがよいでしょう。

4900万円でも足りないんですね。

4900万円の運用益のみで生活するのは厳しいですからね。仮に運用益が年利5.0%だとしても、年間245万で生活しなければならないので苦しいと思います。

新NISA1800万円運用でFIRE実現を近づけるポイント

投資戦略の構築について

効果的な投資戦略は、以下の要素を考慮して構築します。

目標設定FIREに必要な資金額を計算し、それを達成するための具体的な計画を立てる
投資期間の設定リタイアメントまでの投資期間を考慮し、それに合わせた戦略を立てる
定期的な貯蓄額と投資額の設定定期的に新NISA口座に資金を追加し、投資を継続できる金額を設定する
リバランスの実施市場の変動や個人の状況の変化に応じて、投資ポートフォリオをリバランスする

資産配分と投資先の選び方について

新NISA口座の1,800万円の投資枠を最大限活用するためには、資産配分が重要です。以下の点に注意して投資先を選んでください。

投資先の多様性株式、債券、ETFなど、異なる種類の資産に分散投資することで、リスクを分散するど、異なる種類の資産に分散投資することで、リスクを分散する
成長性と安定性のバランス高成長が期待できる株式と、安定したリターンを提供する債券を組み合わせるなど、バランスを取る
許容可能なリスクの把握許容できるリスクレベルを把握し、それに合わせて投資先を選ぶ

リスク管理と長期的な視点について

新NISA口座では、中長期視点で資産運用するのが前提です。中長期的な投資リスクは、以下の方法で抑えられます。

市場の変動に備える株式市場は短期的には不安定だが、長期的には成長する傾向があるため、短期の市場変動に対して過度に反応せず、長期的な成長に注目する
複利の力を活用する投資収益を再投資することにより、複利の効果が働くため、投資が長期にわたるほどこの複利効果を最大化できる
緊急資金を確保する投資資金とは別に、緊急時に使用できる資金を確保しておくことで、市場が下落したときに金融商品を売却せずに済む

基本に忠実であればあまり問題なさそうですね。

新NISA口座の場合、中長期での運用が前提になること、損益通算できないことを考えると、比較的守り重視のポートフォリオで戦うことになるかと思います。

新NISA制度がFIRE戦略に及ぼしうる可能性

投資リテラシー向上

新NISAを利用した投資の成功事例が増えることで、FIRE戦略への関心が高まるはずです。そうすると、新NISAやFIRE戦略に興味を持ち、投資について学び始める人が増えるかもしれません。

投資意欲の向上

新NISAについて学ぶことで、自分自身も投資にチャレンジしたいと考える人が増える可能性があります。そこからFIREを目指す人も出てくるでしょう。

投資教育の普及

新NISAの導入により、金融教育の重要性が認識されるようになるでしょう。これにより、学校や職場での投資に関する教育プログラムが充実し、若年層も投資の基礎を学ぶ機会を得られるようになるかもしれません。

FIREを実現したいなら新NISAプラスアルファの資産運用を

新NISA口座で1800万円を運用するだけでは、FIRE実現は厳しいです。FIRE実現には最低でも6000万円は欲しいので、特定口座でも資産運用する必要があります。

6000万円あれば、年利5.0%の運用だと年間300万円の運用益が出ますね。

そうですね。ただし特定口座から発生した運用益は、通常どおり20.315%を税金として納める必要があるため、手取りはもっと少なくなります。よって、6000万円もあくまで最低ラインです。

まとめ

  • 新NISA1800万円運用のみでFIREするのは厳しい
  • 新NISA1800万円運用でFIRE実現確率を上げるためには投資戦略の構築や資産管理が重要
  • 新NISA制度によって国民の投資リテラシーが向上する可能性がある

とはいえ、新NISA以外で資産運用する方法がわかならい人もいると思います。お困りの際は無料相談にてお話を伺いますので、ご希望の方はこちらからご連絡ください。

著者プロフィール

鈴木 翔馬
鈴木 翔馬
フリーランスの金融ライターとして活動中。
記事執筆本数は累計1,000本以上で、様々な金融系メディアにて記事執筆および監修経験あり。
保有資格は「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」

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