インデックスファンドMLP(1年決算型) 〜日興アセットマネジメント

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は、インデックスファンドMLP(1年決算型)について解説します。

  • 動画解説
  • MLPとは?
  • MLPが高い配当を得ることができる理由
  • ファンド概要

動画解説

MLPとは?

「MLP」とは何でしょうか?

「MLP」とはMaster Limited Partnership(マスター・リミテッド・パートナーシップ)の略で、共同投資事業形態の1つです。

高い成長が見込まれるエネルギー関連を中心としており、事業の運営に必要のない収益については配当としてホルダーに分配しなければならないため、相対的に高い配当収益も期待できます。不動産の賃料収入を収益源とするREIT(不動産投資信託)と似ていますね。

わたくしは、金やエネルギー、穀物といったようなコモディティ関連にも分散投資しておいて方が良いとブログやK2 Collegeなどで述べてきておりますが、

エネルギーへの投資のひとつとして「MLP」という方法を紹介しております。

MLPが高い配当を得ることができる理由

配当利回りが8%とは凄いですね。

そうですね。
米10年国債や米国REITの配当利回りも5%近くまで上昇してきておりますが、
MLPの方が高い状態が続いております。

しかもMLPのトータルリターンを米国株と比べて見ても、米国株がレンジ相場で上がったり下がったりを繰り返している状態に比べて、「MLP」は右肩上がりに上昇しております。

原油価格がバレル当たり110ドルに達するまで、サウジアラビアは減産を続けるとの見通しもあるようですが、MLP は今後も安定した配当が期待できそうですね。

どうしてこのような高い配当を得ることができるのでしょうか。

MLPの多くが投資対象としている事業は、原油や 天然ガスのパイプラインや貯蔵施設といったエネルギーインフラ関連事業です。

これらの事業収益は、エネルギー関連事業の中でも資源価格や景気の変動の影響を受けにくいとされており、MLPのキャッシュフローは安定する傾向にあるからです。

また、この3ヶ月はシェールオイル生産量が減少しているようですが、米国におけるシェール・ガス/オイルの開発や生産は中長期的に成長が期待されておりますから、そのような理由もあリますね。

ファンド概要

🔲米国の金融商品取引所に上場されているMLPやMLPに関連する証券を主要投資対象
🔲「S&P MLP指数(配当込み、円換算ベース)」の動きに連動する投資成果を目指す

ファンドは、投資信託証券(インデックス マザーファンドMLP)に投資するファンド・オブ・ファンズとなります。

インデックス マザーファンドMLPの内容は以下の通り。

このファンド自体のパフォーマンスはどうなのでしょうか?

設定来(2014年11月12日)の基準価額の推移は下図の通りです。

この3年間のパフォーマンスは、<トータルリターン指数>で見ていただいた通り、米国株に対してかなりアウトパフォームしておりましたが、設定来の年率リターンを見ると8.27%ですから、まずますといったところでしょうか。

なお、このインデックスファンドMLP(1年決算型)は分配金が出ておりませんから、トータルリターンが8.27%ということになります。

「MLP」に投資するのであれば、海外ETFなどに投資した方が良いですね。

また「MLP」に投資するのであれば、産油国の減産や中東リスク、中国や欧米の景気動向はウォッチしておいてくださいね。

ポートフォリオに金やエネルギー、穀物といったようなコモディティ関連は入ってますでしょうか?

ポートフォリオの見直し相談も承っております。
希望のされる方は、こちらからご連絡ください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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