『オールカントリー・高配当株』〜アムンディ・ジャパン

こんにちは。K2 College大崎です。

アムンディ・ジャパンは「アムンディ・インデックスシリーズ」を立ち上げ、第1弾として3本のインデックスファンドを6月28日に新規設定します。

そのうちの1本が、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベースにした『オールカントリー・高配当株』となります。

なお、アムンディ(Amundi)はフランス・パリに本拠を置く、世界トップ10にランクインしている資産運用会社であり、1億を超える個人投資家や機関投資家などに幅広い資産運用ソリューションを提供している会社です。

  • 動画解説
  • 『オールカントリー・高配当株』概要
  • 『オールカントリー・高配当株』構成銘柄
  • 配当利回り

動画解説

『オールカントリー・高配当株』概要

『オールカントリー高配当株』は、主として、世界各国の株式への投資を通じて「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス(税引後配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指して運用を行います。

決算は年4回(2・5・8・11月)、信託報酬は年0.165%(税込み)となるようです。

なお、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス」は、

先進国23ヵ国と新興国24ヵ国の株式で構成される「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」の中から配当利回りの高い銘柄が抽出された指数のことで、

配当利回りの高さだけでなく、配当性向、配当の 継続性、ROE、負債/自己資本比率、収益の変動性などを勘案したうえで銘柄が選択されています。

世界にはまだ日本人が投資できないファンドがたくさんあるのですね。

日本人が投資できないのではなくて、日本の証券会社から投資ができないだけですよ。

ちなみに、このファンドは新NISAの成長投資枠から投資ができます。

『オールカントリー・高配当株』構成銘柄

このファンドはまだ運用開始前のために公開されている資料が限られておりますが、

「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス(税引後配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指して運用を行うファンドのため、

「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス(MSCI ACWI High Dividend Yield Index )」の最新Factsheet(2024年5月31日現在)を確認してみます。

親指数である MSCI ACWI をベースとして、先進国23ヵ国と新興国24ヵ国の大型株と中型株で構成されておりますが、50%以上を米国が占めておりますね。

また、新興国が25.44%を占めております。

現在の銘柄数は649銘柄となっており、そのうち上位10銘柄を見てみると、高配当で知られる企業が上位を占めており、ネスレ以外は米国の企業ばかりですね。

セクター別の割合を見ても、生活必需品、金融、ヘルスケアの割合が高くなっております。

生活必需品や金融、ヘルスケアの割合が高いというとVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)と同じですね。

よく気がつきましたね。
これらのセクターは安定して高配当を出している企業が多いので、その割合も高くなっているのですね

ただ、銘柄入れ替えはしておりますので、市況によりセクター割合が変わることは覚えておいてください。

高配当利回り

2024年3月末現在のデータをもとにアムンディ・ジャパンが作成した「配当利回り比較」を見てみると、『オールカントリー・高配当株』 は配当利回り3.84%と、オールカントリーや日本株と比較して高い配当利回りとなっております。

※日本株はTOPIX(東証株価指数)、オールカントリーはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス、高配当株はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス。

もちろん過去のデータに基づく数値であり、将来の配当利回りを保証するものではありませんが、高配当とのことですから3%以上は期待しても良いのではないでしょうか。

アムンディ・ジャパンのHPに投資シミュレーションが掲載されておりましたが、

『オールカントリー・高配当株』に100万円を一括投資した場合、5年間で約23万円の配当金を得ることができ、投資金額も約155万円まで増えております。

「年4回の分配金」と「成長期待」が両立しているファンドといえますね。

5年間で約23万円の配当金を得ることができると考えると、1年間で約57,500円。
1,000万円を一括投資した場合、毎年、およそ575,000円を受け取れる計算ですね。

『オールカントリー』と『オールカントリー・高配当株』 のどちらで運用して行った方が良いでしょうか。

複利運用をして資産を増やしていきたいという方であれば『オールカントリー』、 配当金を貰いながら運用していきたいということであれば『オールカントリー・高配当株』が適しています。

ただ、多くの方が3年以内に投資を止めているというデータもありますから、長く続けるために『オールカントリー・高配当株』で運用するというのも一つですね。

まとめ

  • 『オールカントリー・高配当株』はオルカンから配当利回りの高い銘柄を抽出したファンド
  • 「成長期待」と「年4回の分配金」が両立
  • 予想配当利回りは3.84%

毎年、毎月、資産を切り崩すストレスに耐えられますか?
資産を切り崩していくよりも、キャッシュフローを大きくしていく運用の仕方もあります。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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