長期積立投資は株価の高値警戒期にスタートすると“吉”

こんにちは、K2 College大崎です。

相変わらず米国株が強いですね。
米国を代表する株価指数は最高値を推移しております。

過去のブログでは、株価の割高・割安を測る指標の「シラーPER」を用いて、株価の割高感について述べてきましたが、今やその指数も39.51を示しており、世界恐慌直前の約30倍、リーマンショック前の数値も超えております

シラーPERは短期的な株価の動向を予測するにはあまり役に立たないとの見方もありますが、長期的に株価の水準を捉えるには有用な指標です。

まあ、現在は低金利や大規模な金融緩和の影響で株価の水準も上がっているわけですが、株価が割高の値にあることは意識した方が良いでしょう。

ちなみに、同じく株価の割高・割安を測る指標とされている「バフェット指数」も100を超えると割高とされておりますが、すでに200%に達しており割高感は高まりつつありますし、

S&P500指数の予想PER(現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安)も、ITバブル崩壊時の数値まで高くなっております。

S&P500指数については上述した通りですが、年初来のリターンは+26.54%となっており、株は儲かると考える投資初心者の新規参入が増えております。

既に投資などをしてお金を増やしていかないと貧しくなる時代に突入しておりますので、投資を始める方が増えているのは、良い傾向だと考えております。

しかしながら、現在の市況をしっかり理解した上で投資する内容を決めるべきであり、纏まった資金を投資する場合は、オフショアファンドの中からリスクが低いものを選択するなど、取捨選択した方が良いですね。

しかしながら、毎月の収入などから積立投資をされる投資家にとっては、話は変わります。

長期で積立投資をされている方で株価が上昇し続けて喜んでいる方も少なくないですが、(積立を続けている間は)株価は下落し続けてくれた方が、その分、安く、口数がたくさん買えることになりますので、そちらの方が将来のリターンは大きくなります。

もちろん出口を迎える際に株価が下落し続けるようではダメですが、S&P500指数の過去のリターンの推移を見てもマイナスリターンが続くことはありませんので、大きな金融危機が来る前に出口を迎えたり、一部を売却すれば良い訳です。

モーニングスターに「長期積立投資は株価の高値警戒期にスタートすると“吉”」という記事が掲載されておりました。

このような株価の先行きに警戒感が強い株高のタイミングこそ、積立投資を始めるチャンスだ。過去の下落局面を振り返って、積立投資効果を確認しておきたい。

過去20年を振り返ると、ITバブル崩壊、リーマンショック、チャイナショック、コロナショックなど、7年に1度くらいの頻度で株価急落が発生しておりますので、現在のような株価の高値局面で積立投資をスタートし、株価が下落する局面で継続して積立投資を行い続けることが大きなリターン得るポイントになりますので、積立投資を始めようとする方は、即行動してください。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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