こんにちは、K2 College大崎です。
今回は、最近、人気のある「ノムラ日本株戦略ファンド(Big Project-N)」ついて解説します。
- ノムラ日本株戦略ファンドとは
- 分散は大切だが、投資先は絞った方が良い
- 投資先の選択も重要
どうして最近人気があるファンドなのでしょうか。
野村證券の営業マンが売りまくっているからでしょうね(笑)
ただ、純資産はそれほど増えていないようです。
ノムラ日本株戦略ファンドとは
このファンドは、中⻑期的に日本株式市場全体のパフォーマンスを上回る投資成果を目指して、積極的な運用を行なうことを基本としており、投資対象銘柄を「大中型バリュー」「大中型グロース」「小型ブレンド」の 3 つに区分し、それぞれ専門の運用チームが運用しています。
このファンドはTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとしておりますが、ここ最近はベンチマークに比べてリターンが良いので、営業マンも売りやすいのではないでしょうか。


分散は大切だが、投資先は絞った方が良い
ベンチマークであるTOPIX(東証株価指数)の銘柄数は2,184(2021/10/31現在)ですが、このファンドの組入銘柄数は234銘柄、組入上位10銘柄は下図の通りです。
組入銘柄にもよりますが、やはり2,184に分散して足を引っ張る銘柄が入っているよりも銘柄数を絞った方がリターンは高いですね。

では、TOPIX(東証株価指数)に投資するよりも、このファンドに投資した方が良いですね。
あとは、コストですね。
コストを加味してもこのファンドのリターンの方が高ければ、このファンドへ投資した方が合理的です。
このファンドの運用管理費用(信託報酬)は2.09%/年ですので、過去1年や3年のパフォーマンスはこのファンドの方がトータルリターンは高いですが、設定来で見れば、TOPIXの方が高いですね。
投資先の選択も重要
投資先は絞った方が良い旨はお伝えしましたが、投資先の選択も重要です。
こちらは、騰落率を比較したデータ(2016年5月末〜2021年4月末)ですが、これを見ても、TOPIXよりはこのファンドのリターンの方が高いことが確認できると思いますし、このファンドよりも先進国株式の方が最大値は高く、最小値は低いのが見て取れるかと思います。
これで言うと、日本株式に投資するよりも、先進国株式に投資した方が良いということがわかります。


また、こちらの図は、日本株式、世界株式、米国株式のパフォーマンスはどう推移したかを表しておりますが、これを見ても一目瞭然で、日本株式がこの30年間、ほとんど増えなかったのに対して、米国株式は大きく収益を伸ばしております。

投資をするならば、どちらに投資した方が良いかは一目瞭然ですよね。
もちろん日本企業を応援したいという方もいるでしょうし、日本株式に投資する必要はないとも言うつもりはありませんが、「将来的に資本を増やすために現在の資本を投じる」のが「投資」と考えると、将来的に資本が増える環境に資本を投じる方が合理的だと思います。
まとめ
- 分散は大切だが、投資先は絞った方が良い
- 日本株式に投資するよりも、先進国株式やアメリカ株式に投資した方が良い
- 「将来的に資本を増やすために現在の資本を投じる」のが「投資」
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著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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