こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、日本を含む世界の株式、債券に分散投資するあおぞら投信「あおぞら・新グローバル分散ファンド 愛称:ぜんぞう」について解説します。
今回はバランスファンドみたいですね。詳しく教えてください。
運用方針、組入銘柄など解説していきますので一緒に勉強しましょう。
- あおぞら・新グローバル分散ファンド 愛称:ぜんぞうとは?
- 投資先、組み入れ銘柄
- 直近1年で-0.7%、設定来で-0.7%
動画解説
あおぞら・新グローバル分散ファンド 愛称:ぜんぞうとは?





学術的研究に基づく運用を実践する「ディメンショナル・アイルランド・リミテッド」が組入れファンドの運用を行う為、運用手法が通常のファンドとは違います。ファンドを購入すると当初は債券95%で運用が開始され、少しずつ株式を買い増し、1年後には株式が60%の状態になるよう段階的に株式組み入れを増やしていきます。基準価額は10000円から開始されますが、目標基準価額の11500円に到達すると、その後は株式の組み入れ比率を下げ、また最初の債券中心の運用に移行します。5年が満期になり満期償還、もしくは目標達成が早かった場合は繰上償還となります。
これは仕組みを理解するのが難しいファンドですね。目標が5年で15%と目標自体が低いように思いますし、満期償還もしくは繰上償還で、上値を追わないのがなんでだろう?と思います。
これはディメンショナルの考え方を推察するのですが、リスクとリターンは相関する為、リスクを取ってリターンを確定させたらその時点から追加リスクを取らず債券運用に移行するのかなと思います。
投資先、組み入れ銘柄




運用しているディメンショナルの3本のファンドに分散投資されています。先ほど触れた段階的な株式購入で先進国株50%、新興国株10%、先進国債券40%の比率になっています。1本のファンドに含まれる銘柄数がかなり多いので、このあたりもリスク管理として考えられているようです。
たしかにリスク管理としては良いのかと思いますが、そうなるとさらにアップサイドが限定的になってきますよね。
そうですね。この点は先ほども触れた通り、運用会社の考え方に大きく依存しています。
直近1年で-0.7%、設定来で-0.7%


最大5年での満期、償還がある為、こちらのファンドは定期的に販売されています。販売時期によりファンド名に年月がついており、今回はぜんぞう2404の数値で解説します。直近1年で-0.7%、設定来で-0.7%の騰落率になります。

購入手数料は2.75%、毎年の管理費用は年1.335%程度、目標基準価額達成後の債券運用移行後は年1.09%程度、その他手数料もかかります。
うーん、やっぱり先ほど触れた通りの感想で目標が5年で15%と目標自体が低いように思いますし、満期償還もしくは繰上償還で、上値を追わない合理的な理由を見つけるのが難しいです。せっかくリスクを取って投資するんですから、低いリターン目標で達成しました。と償還されるのが私には合わないです。
【まとめ】投資するファンドを正しく選定しよう
いかがでしたでしょうか。日本を含む世界の株式、債券に分散投資するあおぞら投信「あおぞら・新グローバル分散ファンド 愛称:ぜんぞう」を取り上げて解説してみました。投資に慣れてきたら、外貨で海外での投資も検討していきましょう。
よくわかりました。
我々のようなIFAに相談して、正しい投資先を選定しましょう。
まとめ
- あおぞら投信「あおぞら・新グローバル分散ファンド 愛称:ぜんぞう」は日本を含む世界の株式、債券に分散投資するバランスファンド
- 円はリスクということをしっかり考えよう
- ポートフォリオのバランスを考え、時間を味方に投資しよう
2023年の調整相場以降はショート(空売り)のできるヘッジファンドと株式相場と相関性の低いオルタナティブへの投資をしましょう。ただこの二つは国内ではほとんど取り扱いがないので、直接海外(オフショア)へ投資をしましょう。
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著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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