ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド 〈愛称:ポジティブ・チェンジ〉 〜三菱UFJ国際投信

こんにちは、K2 College河合です。

私がいた時代とはだいぶ変わり、野村證券も新規設定のファンドでノルマ募集をするような営業形態はやめたようです。代わりに良い運用成績のもの、他社で人気のあるファンドを扱うという戦略をとっているようで、この『ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド 〈愛称:ポジティブ・チェンジ〉』も6月から野村證券でも取り扱い出しています。

野村證券で投資をしています。いつも担当の営業の方が勧めてくれるものから選んで購入してますが、他社で扱っているものを遅れて扱い出してるようなら、色んな会社から積極的に情報を取ったほうがいいでしょうか?

情報を広く、自分から主体的に取るというのはとても大事なことです。ただどの証券会社も最近は似たようなものばかり扱っている状態で、外から見ると五十歩百歩。本当は長期投資、絶対収益のあるヘッジファンド、オルタナティブへも投資して欲しいのですが、それは海外になってしまいます。こちら参考にしてみてください。

※『オフショア投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)

それでは『ポジティブ・チェンジ』(ネーミングはかなり微妙。。)の月次レポートを見てみましょう。

  • ベイリー・ギフォード社とは?
  • インパクトテーマ1:将来へのテーマがある投資先
  • インパクトテーマ2:環境・資源の保護
  • インパクトテーマ3:医療・生活の質向上
  • インパクトテーマ4:貧困層の課題解決

動画解説

ベイリー・ギフォード社とは?

エジンバラにあるファンド会社で、資産残高がなんと約46兆円。欧米を中心に世界中の年金基金(機関投資家)から資金を集めていることから、運用テーマと投資先選定の仕方が社会に受け入れられやすいことがわかります。長期投資に向いているとも言えます。

実際に投資している先の株式です。保有期間がなんと15年と、一般的なファンドの保有期間6.2年よりもだいぶ長期投資していることがわかります。株価騰落率(リターン)も業界平均値である585.5%よりもだいぶ高いリターンが期待できそうですね。

これにより資産残高が急激に伸びており、現在約46兆円という超大型ファンドになってます。

年金基金が投資しているようなファンド、ヘッジファンドへ投資できるのってとても魅力的ですよね。

はい、私もそう思います。特に規制が強く、コストのかかる日本ではこういった投資先は少ないので、是非投資しておくといいですね。

インパクトテーマ1:将来へのテーマがある投資先

主に4つのテーマごとに投資先を選別しています。まずはこちら。

情報技術革新、教育、イノベーションなど将来へのテーマがハッキリしている投資先を選びます。社会的課題から投資先を選ぶのは最近欧米発信で日本でも流行になっているSDGsそのままですね。こちら具体的な投資先銘柄です。

決して新しい銘柄を発掘するだけではなく、既に上昇した後のアルファベット(Google)やアリババのような銘柄が入っているのがわかります。あくまで今後も成長を続けるという判断です。

インパクトテーマ2:環境・資源の保護

エネルギー、水など社会的環境、資源関連への投資をします。こちら具体的な投資先。

正直、この分野は私も知らない銘柄だらけですが、最も保有比率の高いテスラはわかりやすいですよね。10年前にロードスターが発売された当時1株=2.5ドルだったのが、一時900ドルまで上がって、今(2021.8)は665ドルです。

インパクトテーマ3:医療・生活の質向上

現在もまだコロナで社会が正常に機能していませんが、医療、製薬関連へ投資します。こちら上位保有銘柄。

モデルナは入ってますが、ファイザー、J&Jは入っていません。日本のm3.comが1位というのがビックリです。

インパクトテーマ4:貧困層の課題解決

新興国の貧困層に金融、水、教育、医療などのインフラを向上させるのが目的です。新興国の銘柄なので私もほとんど知りませんが、インドネシア、ケニアの銘柄が入ってます。

狭い日本の社会で、退屈なマスコミばかり見てますが、これなら世界の動きについていけそうですね。

テスラのイーロン・マスクが行動しているように、世界の先を見ている人、企業はこれまでの既得権、オールド企業に囚われず、新しい価値を生み出すことで、計り知れない企業価値(株価)を生み出してますよね。

【まとめ】是非、投資しよう。

日本でこういったファンドへ投資できる機会があるだけラッキーです。是非、投資しましょう。

ありがとうございます。早速投資しました。他にもこういったファンドにどんどん投資していきたいです。

日本という限られた選択肢の中でこういった投資先を探すのは大変だし、オリジナルのファンド(オフショア)に年1.5180%信託報酬が上乗せされ(今回だと三菱UFJ国際投信のコスト)、購入時には販売会社(例えば野村證券)の購入手数料(3.3%)がかかります。だったら最初っからオフショアでオリジナルのファンドへ投資した方がいいですよね。オフショア投資についてはこちら私の書いた入門書(マニュアル)を参考にしてみてください。

※『オフショア投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)

まとめ

  • ベイリー・ギフォードは魅力的なファンド会社
  • FAANGsの次は「次世代株」
  • オフショアにも「次世代株ファンド」あります

オフショアの『次世代株ファンド』についてはこちら私のオフショア投資メルマガにまとめてあります。無料購読できるので、継続的なオフショアファンドの情報を希望であれば、是非登録しておいてください。

著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/534/trackback