日本生命 ニッセイ みらいのカタチ 年金保険

こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回は日本生命の個人年金保険ニッセイ みらいのカタチ 年金保険」を解説します。

友達と話していて、老後資金準備の為に個人年金を始めようと考えています。

いきなり結論になってしまいますが、やめた方がいいです。貯蓄の方法は保険だけではありません。老後資金準備でしたら他にもっと効率の良い手段がありますので、一緒に確認していきましょう。

  • 動画解説
  • 日本生命は業界最大手
  • 低利率の個人年金保険
  • 年金受取返戻率は45年で105.3%、実質利回りは0.23%
  • 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

動画解説

日本生命は業界最大手

会社概要

1889年に創業した、日本で3番目に古い生命保険会社である。1899年に保有契約高が業界首位となり、現在までこれを保持している。会社形態は相互会社であり、株式会社ではない。2010年4月に、それまで相互会社であった第一生命が株式会社化したものの、日本生命は株式会社に転換する考えはないと説明している。2015年3月現在、日本生命の投資先は公社債(37.0%)、株式(14.8%)、外国証券(26.4%)、貸付金(13.7%)、不動産(2.8%)などとなっている。

創立:1889年7月4日
従業員数:76,792名(うち内勤職員21,117名)
総資産:88兆3,819億円(2022年3月末)

格付情報

R&I:AA
S&P:A+
Moody’s:A1

ソルベンシーマージン比率

1,120.3%(2022年3月末時点)

こうして改めて見ると、とんでもなく大きい保険会社ですね。

説明するまでもないですが、日本では最大手の保険会社ですね。会社規模、格付け、ソルベンシーマージン比率からも十分に信頼できる会社です。

低利率の個人年金保険

契約概要

商品名:ニッセイ みらいのカタチ 年金保険
正式名称:年金保険(有配当 2012)
契約者年齢:7歳〜65歳
年金受取方法:確定年金(5年、
10年
、15年)、10年保証期間付終身年金
払込期間:契約年齢によって異なる
払込頻度:月払、年払

最低保険料:5,000円

保障内容

  • 契約者が保険料払込期間中に死亡した時は、それまでに払った保険料が死亡保険金として受け取って契約は終了。
  • 満期になると年金原資を一括で受け取るか、確定年金(5年、10年、15年)または10年保証期間付終身年金として受け取れる。

商品解説

ごくごく普通の個人年金保険です。年金開始年齢を決めて、その年齢まで保険料を払い込み、年金は確定年金または終身年金を選択できます。

国の年金だけでは不安なので1つくらい入っておくほうが良いと思っているのですが、どうなんでしょうか?

もちろん国の年金はアテにできないので、何かしら備えをしておかないといけませんが、返戻率が残念な結果になっています。次のチャプターで返戻率や実質利回りを確認してください。

保険用語については下記のリンクで詳しく解説しています。
『予定利率』『積立利率』『利回り』とは?

年金受取返戻率は45年で105.3%、実質利回りは0.23%

HPに記載されている10年確定年金タイプの契約例を見ていきましょう。

契約者年齢:30歳 男性
払込期間:65歳
年金受取開始:65歳
年金受取:10年確定年金
払込頻度:月払

月額保険料:9,998円
総支払保険料:4,199,160円

基本年金額:442,200円
総受取年金額:4,422,000円

返戻率:105.3%
実質利回り:0.23%

保険料を35年間支払って、10年間かけてゆっくり年金受取にしても5.3%しか増えません。トータル45年の時間を使ってこの結果は流石に酷すぎます。

銀行よりは利率いいし、ちゃんと増えているからやってもいいかなと思いますが、もっと効率良く貯める方法はあるのでしょうか?

はい、あります。15年で140%、20年で160%の返戻率が保証されている元本確保型プランや、より積極的に運用して増やしていく変額プランなどがあります。

老後資金の備え方ついては、下記の入門書にまとめているのでダウンロードして一読ください。
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契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

何十年もの時間を使って数%しか増えていないのは勿体ないです。時間は有限なので、少しでもお金が働きやすい場所に置いてあげましょう。複利の効果を上手く使えば30年後には何倍もの資産にすることができます。

既に加入している場合はどうしたらいいでしょうか?

契約内容によって「継続」「減額」「払済」「解約」と適切なアドバイスは変わるので、私に直接ご相談ください。

※直接相談(無料)

まとめ

  • 加入するのはやめよう
  • 契約している方は見直した方がいいので、お気軽にご相談ください(無料)
  • 日本では保険で貯蓄はやめよう(個人年金保険はしないで)

また、まとまったお金がある場合は下記の入門書も効率の良い資産運用ができるので一読ください。

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著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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